出版社内容情報
懐かしくて新しい！ 「きいちのぬりえ」で一世を風びしたぬりえ作家・蔦谷喜一のポストカード30枚。絹絵に描かれた少女絵から、実際にぬれる、ぬりえポストカードまでどれも魅力的な１冊。
きいちのぬりえは、戦後、東京の下町を中心に子供たちの間で大ブームとなり、最高時には、つき160万セットが売れた。ふっくらとしたほお、大きな目、三等身の愛くるしい少女……。きいちの描く女の子の姿は、当時を生きた多くの少女たちの記憶にきざまれることとなる。昭和40年代に入ると、ぬりえブームは去ってしまうが、喜一はその後も少女絵を描き続け、現在は本格的な日本画としての少女絵に取り組んでいる。子供の遊びや暮らしをテーマとしたその絵は「童女百態シリーズ」と名づけられ、今回のポストカードブックにも加えられている。どれも〃昭和〃を彷彿させる懐かしい少女絵。さらに実際にぬって楽しめるポストカードを加え、バラエティに富んだカード集に仕上げた。
