出版社内容情報
凍てつく氷の世界と朝焼けの空の大スペクタクル。果てしなく続く空平線から月光に輝く雲まで。見晴らし日本一の富士山頂の自然を追体験できる、新鋭写真家の写真と文で綴る遺作集。
富士山の写真は数多く出版されていますが、日本で最も高い場所である山頂から見た、雲の上の光景はほとんどの人が見たことがありません。写真家、小林健一氏は、5年間にわたって富士山の山頂の山小屋で働きながら、日本最高地の自然の移り変わりを撮影してきました。 富士山を上っていく途中の光景、富士山の山頂のお鉢の付近の光景、そして、富士の山頂から下界を見下ろした風景の三部に分けて、富士山に登ったことがない人でも、山頂の壮大な自然が追体験できる構成にしました。 それぞれの章の合間には、撮影の合間に綴った日記を挿入し、撮影中に惜しくも滑落死した写真家が、厳しい自然の中で感じていたことも理解できるようになっています。 この遺作集は、富士山に魅せられた若い写真家の感情日記と言えるかもしれません。
内容説明
日本の最高峰から見た壮大な空のドラマ。凍てつく氷の世界と朝焼けの空の大スペクタクル。果てしなく続く空平線から月光に輝く雲まで。