出版社内容情報
様々な人から集めた、豊富なアルバム写真と細やかな質問で、埋もれてしまった家族の記憶が蘇る。なつかしさを整理しながら自分を発見する。本が問いかけ自分が答える、未来のための思い出アルバム。
自分史が静かなブームとなっている。『ソフィーの世界』で自分を探る旅に出、『なんでも鑑定団』で、家庭に引き継がれたものの価値を探る。世の中がスローダウンし始めたのと歩調を合わせて、過去に光を当てることで、これからの方向を見つけようとしている。この本は、自分と家族の歴史を呼びさますために企画された。 内容は3つの要素から成り立っている。まず、無名の人の家庭のアルバム写真。主に昭和20年代から40年代の、時代が見えてくる写真を集めた。文章は、子供の時代と青年期、そして時代の動きの3章に分けて、記憶が蘇るような質問をのせる。本が問いかけ、読者が答える「本問自答の家庭史」ということができる。さらに、答え方の例になる、約40人のインタビューを各章のテーマに則して入れている。 最も失われやすい財産と言われる「家族の思い出」を次世代に残すためにも、人生の折り返し地点にいる団塊の世代が自分の歩んできた道を振り返る意味でも、懐かしさを整理することは重要である。この本は、どんな人にも、どこの家庭にもある物語を紡ぎだしてくれる一助となる一冊である。
内容説明
それぞれの家族が持つ思い出を次世代に繋ぐために。埋もれてしまった家族の歴史を発掘する。
目次
第１章 子供だったころ
第２章 青年期からおとなへ
第３章 世の中との関わり
