出版社内容情報
写真家生活55年を迎える秋山庄太郎は、華麗な女優、花の世界が良く知られているが、画家、作家、俳優などその世界を極めた男の顔も魅力にあふれている。
写真家秋山庄太郎の作品はそのほとんどが人物と花で占められている。特に人物といえば華麗で美しい女優、ヌードが多くの人々を魅了している。一方彼は長期にわたり画家、作家、俳優などを撮り続けている。確固たる世界を構築したこれらの男たちは女性とは異なるものの、そこには独自の美しさをも漂わせている。 「男だって美しく撮られたい」。秋山はそんな信念で彼らの年輪を経た魅力の表情を捕らえている。この巻では、芦田伸介、井上靖、遠藤周作、宇野重吉、司馬遼太郎、柴田錬三郎などその仕事とともに、男の魅力を思い起こされる多くの本当の男が登場している。 これらの作品は、土門拳の不朽の名作「風貌」と対比して観てみると一層の興味が深まることとなろう。
内容説明
つねに「美」を追求し続ける巨匠!秋山庄太郎の写真家生活55年。待望のはじめての自選作品集。
目次
作家の貌
芸術家の貌
政治家の貌
俳優の貌
エッセイ(秋山さん、お互い元気でいましょうね;我が師、秋山庄太郎先生;不動の表紙写真家の花三昧―評伝 秋山庄太郎;私の履歴書)