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出版社内容情報
浮世絵の中でもとくに人気の高い「東海道五十三次」を20種以上も制作した歌川広重。そのうちから8種を見開きカラーで掲載し、作風を比較しながら、五十三次全行程をたどります。代表作保永堂版、行書、隷書、狂歌入、美人、人物、竪絵、風景図絵、名品「庄野」の9景は見開き頁に原寸大で掲載しました。8種の詳しい解題など資料も充実。
浮世絵コレクターとして名高い故高橋誠一郎氏の収集品(慶應義塾蔵)から、広重の傑作八種(保永堂版・狂歌入東海道・行書東海道・隷書東海道・美人東海道・人物東海道・竪絵東海道・東海道風景図会〔版本〕)を宿場ごとにレイアウト。名品「庄野」他七景は特に原寸大でも掲載した画期的な企画。江戸期の旅行ガイドブック『五海道中細見記』東海道編も、原本とカラー地図付翻刻を掲載!!
内容説明
慶応義塾には高橋誠一郎浮世絵コレクションをはじめ多数の浮世絵がある。その整理を担当された書誌学の俊英である白石克氏が、長年の研究から構想をねりあげ、東海道の各宿場を踏査されて、このたび東海道五十三次図録として編集されたのが本書である。各宿毎に八種の五十三次を比較できるのは初めてで、美術として素晴らしいが、国史、国文学の資料としても貴重である。江戸の街道についてのみならず、江戸についての様々な姿を教えてくれる面白い本である。