出版社内容情報
太子の理想と実績、人間像を浮き彫りにする
若き政治家、聖徳太子は巧みな外交政策で日本に仏教をとり入れ、さまざまな大陸文化をもたらした。さらに冠位十二階、十七条憲法を制定する。理想の律令国家の建設に邁進する太子の事績と人間像を浮き彫りにする。
内容説明
都城の建設、冠位十二階、憲法十七条。国造りの原点と太子の実像が、いま甦る。
目次
第1部 仏教の勝利(聖徳太子の実像を求めて;仏教伝来の意味するもの;仏教―亡国と興国の教え;蘇我と物部の宗教戦争;物部の滅亡と法興寺の建立)
第2部 憲法十七条(江戸時代の太子批判;崇峻帝の暗殺と女帝の誕生;国際政治家への第一歩;三国同盟と日本の立場;小墾田遷都と政治の革新 ほか)