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出版社内容情報
「バラ色の」「官能的な」「豊満な」という形容詞で語られる、印象派の画家ルノワールの作品。一見親しみやすいが、19世紀後半のパリ市民の生活を反映しており、意外に奥深い。そんなルノワールの新たな魅力に出会える1冊です。
賀川 恭子[カガワ キョウコ]
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
白義
7
裸婦があざとエロい。印象派の光の美学も取り入れた時期のある彼の絵は全体に、理想化された当時の市民を多幸感たっぷりに描いているのだけど、どういうわけかその多幸感に一抹のあざとさを感じる時がある。晩年の神話、古典モチーフになるとあざとさは消えて、自然と人間が一体化した円熟の境地に立っている。途中やけに輪郭がはっきりした絵が続いたときはなぜか笑ってしまった。陽光の中の裸婦、レスタックの岩山なんかなかなかの好み。印刷が素晴らしいのでこういう明るい画家はより一層映える。解説も良好である2012/10/02
ひじり☆
3
バラ色の肌の肖像画が素敵。絵についてはよく分からないが、ルノワールの絵はなんとなく好き。美術館に行かなくてもちょこっと画集を見るだけで豊かな気持ちになった。2018/09/10
あいくん
3
☆☆☆賀川さんはこう書いています。「バラ色の」「官能的な」「輝くような」「豊満な」という形容詞で語られるルノワールの作品には、人生を楽しむ人々の姿が描かれている。・・・ルノワールは「職人」だった。そして、新しさと古さのはざまで生きていた。彼は印象派のメンバーとして近代生活への関心を持つ一方、神話などへの伝統的な主題への興味を捨てることはなかった。・・・19世紀後半のパリ市民の生活を大いに反映しており、意外に奥深い。※ルノワールの絵と賀川さんの解説がかみ合っていて楽しいです。セーヌ川にあこがれます。2013/10/11
かお
3
最初は嫌いだったルノワール だけど調べるととても子供思いな人だったとわかる 今はとても惹かれています2011/11/22
なゆみ
1
ルノワールの描く少女たちのあどけなさが好きです。2015/05/25
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