曽我物語

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  • サイズ A5判/ページ数 462p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784096580530
  • NDC分類 918
  • Cコード C1393

出版社内容情報

現代に生き続ける曾我十郎、五郎兄弟、世紀の敵討ち。

時は鎌倉幕府成立期、所領争いで河津三郎祐通(かわづさぶろうすけみち)が伊豆の奥野での狩りの帰り道、工藤祐経(くどうすけつね)の放った使者に惨殺される。祐通の子、一万(いちまん)と箱王(はこおう)、のちの曾我十郎・五郎の兄弟は父の敵(かたき)を誓い、時の権力者源頼朝の家臣でもあった祐経を頼朝の権力に恐れることなく、見事、富士の裾野で討ち果たす。本書は、現代にも、歌舞伎で「曾我物」として生きる、日本三大敵討ちのひとつ「曾我物語」の原点である。曾我兄弟の敵討ちに至るまでの苦闘、兄弟を支える母や十郎の恋人大磯の虎の情愛などの人間模様を活写した傑作である。本書では、地図、図版、写真を多数掲載し、より理解を深めることができるように配慮した。

梶原 正昭[カジハラ マサアキ]
著・文・その他/翻訳

大津 雄一[オオツ ユウイチ]
著・文・その他/翻訳

野中哲照[ノナカテツショウ]
著・文・その他/翻訳

内容説明

鎌倉幕府の成立期、将軍源頼朝の権力に恐れることなく、富士の裾野で、父の敵工藤祐経を見事討ち果たした、曾我十郎・五郎兄弟の苦闘と、兄弟を取り巻く人間模様を活写した軍記物語の傑作。頭注+原文+現代語訳。

著者等紹介

梶原正昭[カジハラマサアキ]
1927年、神奈川県横須賀生れ。早稲田大学卒。中世文学専攻・早稲田大学名誉教授

大津雄一[オオツユウイチ]
1954年、神奈川県厚木生れ。早稲田大学卒。中世文学専攻。早稲田大学助教授

野中哲照[ノナカテッショウ]
1961年、福岡県豊前生れ。早稲田大学卒。軍記文学専攻。鹿児島国際大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

1
NHK テレビのJブンガクの2009年9月に紹介されていました。 伊豆の国の武士の物語。 母親の命令とその後の子供を思う気持ちの変化。 体制の変化の中の,小さな舞台。 筋書きがなんとなくつかめたので読み進めた。2009/05/07

ハイジ

0
卒業論文をこの曾我物語で書きます。夏にざっと読んで、テーマを決めて論文を書いて、ゼミで発表し、その際に出た意見を元に補完していきます。現在は曾我物語の精読と当時の武士団や政治に関する時代背景の知識を吸収し、今月末のゼミ発表に向けて論文を鋭意執筆中です。物語られる復讐観を瞽女とからめて説いていきます。五郎と御霊信仰の関係も気になるのですが、ちょっと分野が違うので個人的に調べようかなぁと思ってます。2012/05/09

鳥待月

0
某舞台のテーマになっていたので勉強がてら。本文読んだり現代語訳読んだり、気ままな読み方でしたがなんとか読了。兄弟の母や虎御前に感情移入してしまいます。2019/08/22

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