今昔物語集〈4〉

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  • サイズ A5判/ページ数 637p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784096580387
  • NDC分類 918
  • Cコード C1393

出版社内容情報

巻27?31.本朝部、霊鬼・世俗・悪行・雑事。説話の最高峰。

平安時代の末期、1000余りの説話を内包して登場した『今昔物語集』は、数ある説話文学の中でも、最大・最高の文学性を有しています。その内容は、仏教説話、霊験説話、動物説話、歴史説話、怪異説話など、当時の世界のあらゆる方面に題材が及んでいます。登場者も、皇族・貴族をはじめ、僧侶、武士や、和歌・管弦・絵画・医術・占い・陰陽道などの名人たち、また、強盗・殺人などの犯罪者、さらに霊鬼・妖怪までが跳梁跋扈して、その描かれている世界は、まさに王朝時代の百鬼夜行絵巻の観を呈しています。本第四分冊は、巻27?巻31、本朝世俗部、精霊・変化・霊鬼・狐・野猪などの怪異話、貴賤・僧俗の笑話、盗賊犯罪話、恋愛的歌物語、奇話・異聞などの伝説話など多彩な内容です。全四冊完結。

馬淵 和夫[マブチ カズオ]
著・文・その他/翻訳

国東 文麿[クニサキ フミマロ]
著・文・その他/翻訳

稲垣 泰一[イナガキ タイイチ]
編集

内容説明

鬼に物の怪・異類のものらが跳梁跋扈する洛中洛外。聖と俗、善と悪が錯綜し、せめぎあう―巻第二十七~巻第三十一。

目次

巻第二十七(本朝) 霊鬼に付く
巻第二十八(本朝) 世俗に付く
巻第二十九(本朝) 悪行に付く
巻第三十(本朝) 雑事に付く
巻第三十一(本朝) 雑事に付く

著者等紹介

馬淵和夫[マブチカズオ]
1918年、愛知県生れ。東京文理科大学卒。国語史専攻。筑波大学名誉教授

国東文麿[クニサキフミマロ]
1916年、東京都生れ。早稲田大学卒。日本文学専攻。早稲田大学名誉教授

稲垣泰一[イナガキタイイチ]
1945年、東京都生れ。東京教育大学卒。中古・中世文学専攻。筑波大学教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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たんぽぽ

7
この秋読んだ「かぐやひめ」の二冊の絵本のストーリーが違っていたので、それぞれの後書きで元にしたという古典を読んでみようと。お月見の頃から、近くの図書館にあった小学館のシリーズを借りて、与田準一氏があたった原典、今昔物語集巻第三十一「竹取翁見付女児養語第三十三」のところを、短いので何度も読んだ。こちら「今昔竹取」の方は、稀で不思議な出来事だから語り伝えているということだとして、これより前の『竹取物語』より簡明。かぐや姫に求婚する男は帝以外で三人(竹取は五人)、それぞれへのかぐや姫からの難題も内容が違う。2018/09/30

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