出版社内容情報
湖畔の画商/美術論集/東西六大画家/美術を語る/美術雑感(一)
武者小路から「美術」の要素を除いて語ることはできない。本巻では、ヨーロッパ、アメリカ旅行の体験から生れた『湖畔の画商』と『欧米旅行日記』を中心に、東西の美術をはじめ自分の画についての発言等を収めた単行本『美術論集』『東西六大画家』『美術を語る』『画集と画論』を収め、巻末に「白樺」以降第二次世界大戦に至る、単行本にもれた発言を「美術雑感(一)」として収録した。
内容説明
美を知るは喜びであり知らすはまた喜びである。実篤前半生の美術論集成。
目次
湖畔の画商(南十字星の下にて;航海中の日記より;ベルリンにて ほか)
美術論集(美に就きての断片;画家と美;日本の南画について;李龍眠のある画を見て;岸田劉生思ひ出;梅原龍三郎の芸術;土田麦僊の画;村上華岳の芸術;安田靫彦君 ほか)
東西六大画家(画人としての富岡鉄斎;レムブラント;梁楷の人物画;雪舟に就て;ラファエロ;ポール・セザンヌ)
美術を語る
武者小路実篤画集と画論
美術雑感