武者小路実篤全集〈第9巻〉

武者小路実篤全集〈第9巻〉

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  • サイズ A5判/ページ数 805p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784096560099
  • NDC分類 918.68
  • Cコード C0393

出版社内容情報

二宮尊徳/大石良雄/釈迦/日本の偉れた人々/幸田露伴/「大調和」前後(二)

プロレタリア文学運動の興隆とともに訪れた実篤のいう“僕の失業時代”昭和初期、彼が精力的に取組んだ内外偉人の伝記・評伝の傑作を集めた。自己の心と強く響き合った「二宮尊徳」「大石良雄」「釈迦」をはじめ、のちの「幸田露伴」などを併せ収録、作者の心の対象となった人物群の系譜をたどる。巻末には第八巻につづく身辺雑記・雑感の新集成〈「大調和」前後(二)〉を編成した。

内容説明

長篇小説『二宮尊徳』ほか、伝記文学の傑作と前巻より続く新編・「大調和」前後(2)。実篤みずからいう「失業時代」に書いた真人の哲人・賢人・達人像。

目次

二宮尊徳
大石良雄
釈迦
日本の偉れた人々(親鸞の結婚;日蓮と千日尼;黒田如水;宮本武蔵;白隠;頼山陽と川上儀左衛門;黒住/宗忠;空海に就いて;柳里恭に就いて;宮本武蔵の一面;自分の好きな日本画家三四;黒住宗忠に就いて;法然のことを一寸;一休和尚に就いて;西郷隆盛と二宮尊徳の挿話;二宮尊徳に就いて;北斎雑感;雪舟に就いて;楠正成一巻書;三条/実美公)
幸田露伴
「大調和」前後〈2〉

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

24
昭和2(1927)年4月に創刊された雑誌『大調和』だけ読みました。卒論のため。「和して同ぜず。調和して雷同しない。お互に独立人として尊敬しあふ世界。それを自分はのぞんでゐる。」(昭和2年5月号)  「女は貞操だけで判断してはいけないことを僕は房子によつて教はつた。」(昭和2年11月号) そういえば実篤は、”僕は将来、女のことだけは批判されるかもしれない”とどこかに書いていましたっけ。実篤の女性遍歴、こう書くとなんだかおかしいけれど、まあ。2015/08/05

双海(ふたみ)

14
本書の後半、約4分の1だけを読みました。雑誌に載せた文章を読みたかったので。もっと勉強しないといけない。「自分は主義によつて人間の価値をきめない、人間の価値によつてその人の主義の価値をきめる。」(p534)2015/02/26

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