出版社内容情報
十二世紀になると、各地で焼物の生産地の集中化が進み、焼締めと施釉陶の完成期を迎える。本巻では、従来解明される所の少なかった中世陶磁の諸相を明らかにする。
陶磁の歴史は芸術の面からも、生活のレベルでも人類史と不可分のものです。本全集は世界の陶磁を網羅し、地域別かつ時代別に編集しました。各巻、カラーおよびモノクロ図版に、専門家による解説、文献目録などをそえた構成。美術館・博物館所蔵のものに、近年発掘された新中国の古陶磁などを加え、また諸窯の遺品も収録するなど、世界陶磁の決定版全集です。