江戸名所 隅田川 絵解き案内

江戸名所 隅田川 絵解き案内

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  • サイズ A5判/ページ数 126p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784096262115
  • NDC分類 291.36
  • Cコード C0021

出版社内容情報

江戸文化華やかなりし頃の江戸っ子はどんな暮らしを楽しんでいたか。当時の庶民の生活や風物、名所、行事を伝える<名所図><黄表紙>などを手がかりに現在の隅田川を歩いて、“江戸庶民の花と夢”を実感する一冊。

 春は花見で賑わい、夏の夜の花火大会には大勢の見物客が訪れる隅田川。ところで、隅田川と呼ぶのはどこからどこまででしょうか? 河川法で[北区志茂5丁目の岩淵水門から下流]と定められたのが1965年。古くは[綾瀬川との合流地点の鐘ヶ淵から下流]が隅田川でした。というわけで、<江戸名所隅田川>といえば、文化2年(1805)の「御江戸大地図」にある<千住大橋から江戸湾まで>ということになります。 今回、著者の棚橋正博氏(日本近世文学)は河口から上流へ遡る形で、江戸時代の「名所図会」や「黄表紙」に描かれた隅田川沿岸の風物や行事などを案内します。 本文は[佃島・永代橋・新大橋・両国橋・西両国広小路・薬研掘・浜町・柳橋・吉川町と横山町・西両国河岸・東両国広小路・本所松坂町・両国橋東詰・埋堀・大川橋・向島・鐘ヶ淵・千住大橋]の全18景。加えて、現在の写真や地図が200年の時空を超えて道案内をしてくれます。かの徳川家康が江戸城入城の折に摂津佃村から伴った漁師が住みついたという「第1景・佃島」では、白魚漁の<図会>を見て当時を偲び、名物の佃煮を買うといった趣向です。全18景を歩いて江戸っ子の暮らしを実感してください。

内容説明

月雪花に浮かれ出る江戸っ子の遊びの名所巡り。佃島の佃煮・玉屋と鍵屋の花火戦争。吉良邸と忠臣蔵・浜町河岸の杉田玄白先生。長命寺の桜餅他・大江戸隅田川18景。

目次

第1章 大江戸隅田川の誕生(隅田川とは;隅田川の誕生;河川の整備;隅田川の橋と渡し)
第2章 江戸の隅田川を歩く(佃島―変貌する漁師町、佃煮の島;永代橋―赤穂四十七士も渡った…;新大橋―歌舞伎の舞台になった中洲・三叉;両国橋―明暦の大火の教訓が幕府を動かした ほか)

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