出版社内容情報
維新前夜の京都は動乱の巷、激突抗争に明けくれた地だった。本書は当時の記録写真や名所図会と現在の取材写真を用いて、京都名所26景52か所を訪ねます。歴史散歩のガイドや維新史のルポルタージュとしても最適。
斬るか斬られるか! 維新前夜の京都、今も残る名所旧跡の傍らで、若者と若者が互いに流す熱い血。闇の底に白刃がひらめき、血と鉄とのまじわり匂う日々。 ペリー来航以来、国論は開国と攘夷に二分。安政の大獄から戊辰戦争へと続く歴史のうねりの中で、最後の将軍徳川慶喜とともに争点は京都に。多くの若者の理想と野心、野望と思惑をない交ぜにして、平安のみやこは動乱の巷。攘夷と開国、勤王と佐幕に、ご存じ新選組がからんでの激突抗争。弾圧、襲撃、天誅、内紛、暗殺、密告、闇討ちの数々。 本書は当時の記録写真や名所図会と現在の取材写真とをふんだんに用いて、いちばん熱かった時代の“夢のあと”を、京都名所26景52か所にからめてたどってゆきます。京都ならではの内外に人気の高い観光スポットも続々登場。清水では何があったか、油小路ではだれが、なぜ斬られたか。池田屋騒動の池田屋は、龍馬暗殺の近江屋は今どうなっているのか。興味は尽きません。 ナビゲーター兼解説者は江戸文学の第一人者にして特級京都通の宗政五十緒先生と、ご当地龍谷大グループ。文献渉猟と足で稼いだ情報は軽妙かつ的確。ひと味違った京都名所案内としても、歴史散歩のガイドにも、また維新史を実地
内容説明
勤王か佐幕か、攘夷か開国か。日本の夜明けは来るのか?理想と野心、恋と剣戟に飛び散る火花。どこよりも熱かった幕末動乱の京都を、豊富な図版と軽妙な解説でたどる、愛と死の歴史探訪ガイドです。
目次
1 清水寺と東山
2 中京から鴨東へ
3 御所と上京
4 壬生と下京
5 北野と洛北
6 嵐山・嵯峨から西京
7 鳥羽・伏見から大坂へ
-
- 和書
- 房思〓の初恋の楽園