出版社内容情報
アジアの稲作文化圏の全体像を、学際的視点から明らかにする。日本文化の基層を形成する「稲」の問題をアジア稲作文化圏の視野から、生態、歴史、技術を通して解明。21世紀の日本の「稲」「稲作」を考えるうえで、大いなる示唆と指針にを与える基本書である。
目次<序 章> 稲と米をめぐるアジア的視野……………渡部忠世<第一章> 東南アジア大陸部び稲作…………………高谷好一<第二章> 熱帯島嶼の稲作文化………………………古川久雄<第三章> インド稲作の性格…………………………応地利明<第四章> 中国の古代稲作史…………………………游 修齢<第五章> 宋代以降の江南稲作………………………足立啓二<第六章> ベトナム紅河デルタの開拓史……………桜井由躬雄<第七章> 朝鮮半島の稲作展開………………………宮嶋博史<第八章> アジア稲作の<多様のなかの統一………渡部忠世
内容説明
稲作からみる壮大なアジア文化史。多様な発展をとげたアジアの稲作の視点から日本人の稲作観を問い直す。
目次
序章 稲と米をめぐるアジア的視野
第1章 東南アジア大陸部の稲作
第2章 熱帯島嶼の稲作文化
第3章 インド稲作の性格―雑穀としての稲
第4章 中国の古代稲作史―先史時代より宋代まで
第5章 宋代以降の江南稲作
第6章 ベトナム紅河デルタの開拓史
第7章 朝鮮半島の稲作展開―農書資料を中心に
第8章 アジア稲作の「多様のなかの統一」