出版社内容情報
愛され語り継がれた義経伝説の魅力に迫る。
伝説に彩られた英雄源義経のエピソードを集めて、「源義経ものがたり」として構成。『平家物語』『義経記』などの古典文学作品をはじめ、能や舞、浄瑠璃、歌舞伎、江戸川柳などに描かれ、親しまれてきた、義経の逸話の数々を楽しむ。おなじみの武蔵坊弁慶や静御前のほか、大盗賊の熊坂長範、陰陽師鬼一法眼、絶世の美女浄瑠璃姫など、義経を取り巻く魅力的な人物にもふれながら、日本の文学・芸能にあらわれた義経伝説のおもしろさをやさしく味わう本。巻末に、もっと読みたい人への義経伝説ブックガイドも収録。 歴史愛好家や古典文学の愛読者、能や歌舞伎のファン、義経を愛するすべての人に贈る1冊。
内容説明
源義経、武蔵坊弁慶、静御前、熊坂長範、などなど。伝説の人物が活躍する、源義経ものがたり。『平家物語』『義経記』『保元物語』『平治物語』、能、浄瑠璃、幸若舞、御伽草子、歌舞伎、川柳などに描かれた、判官・源義経の大活躍とその後の悲劇。伝説の一生を追い、義経の魅力に迫る。
目次
第1章 伝説の誕生(義経誕生―常盤御前、雪の中の逃避行;天狗の特訓―鞍馬山の日々 ほか)
第2章 英雄の登場(夜を日に継いで馳せ参り候―義経・頼朝、涙の対面;合戦デビューは宇治川から ほか)
第3章 落日の義経(これは平家の怨霊か―大物の浦の遭難;吉野山をさまよう義経主従―「義経千本桜」の世界 ほか)
第4章 日本人の心の義経
著者等紹介
鈴木健一[スズキケンイチ]
1960年、東京生まれ。1988年、東京大学大学院博士課程修了。現在、学習院大学文学部教授
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