稲生物怪録絵巻(いのうもののけろくえまき)―江戸妖怪図録

稲生物怪録絵巻(いのうもののけろくえまき)―江戸妖怪図録

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  • サイズ A4判/ページ数 110p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784096261071
  • NDC分類 388.1
  • Cコード C0039

出版社内容情報

江戸中期、広島三次ミヨシ藩の武士・稲生武太夫イノウブダユウの家に、30日間にわたって次々と妖怪が出没した。その目撃譚をもとに描かれた妖怪群絵巻や武太夫の手記などを一挙公開。“妖怪譚の白眉”の秘密に迫る。

内容説明

想像力を超絶する妖怪たちの饗宴。広島三次藩の武士・稲生平太郎の家を三十日間にわたって次々と襲った妖怪群。奇想天外な妖怪群を描いた絵巻と、平太郎自身が記した目撃譚を本邦初公開。

目次

妖怪譚の白眉・稲生平太郎の化物退治
稲生物怪録絵巻
稲生物怪録
三次実録物語
稲生物怪録絵巻・詞書
稲生家に出現した妖怪一覧―各本の内容比較

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

テツ

15
広島県に伝わる怪異譚。三次藩藩士の稲生平太郎が肝試しにより妖怪の怒りを受け以後三十日間に渡り彼の屋敷に様々な怪異や妖怪が入れ替わり立ち替わりやってくるが悉くこれを退け、遂には妖怪の頭領である山本五郎左衛門が彼の勇気と胆力を褒め称えにやってきてその証に小槌をくれるという物語(小槌は今でも現存しているとか) 幽霊とか鼻毛の先ほども信じていないけれどこの手のお話は昔から大好きで稲生物怪録自体も大好きです。絵巻部分も多く妖怪の一覧もありこの手の物が好きな方には絶対にお薦め。2017/02/17

カヨ

4
ふと百物語をしてから始まる屋敷への妖怪達の驚かし、三十日間も続いたのを16歳の少年稲生(平太郎)が逃げず怯えずに過ごしたのには驚きました。お客人達が驚き震える中笑い飛ばしたたっ斬ろうとしたり肝が座ってます。驚かしも愉快なものから恐ろしい物まで様々。24日29日のは綺麗そうで2015/01/05

kazhc57

0
御伽草子を読もうと思って図書館で適当に予約したらそれが学術書で、それなりに面白いものの楽しめるものではありませんでした。この稲生物怪録絵巻は、前から内容は少し知っていたのですが、今回しっかり物語も絵も読み込めて大変楽しい読書でした。「三好実録物語」と「稲生物怪録」はほぼ同じ内容の物語で、それを絵巻にしたのが「稲生物怪録絵巻」これら3巻が全部含まれていて、現代語の抄訳と、原典が両方納められています。大きい本なので電車の中で読むのに苦労しましたが、やはり絵がついているとぐっと読んでて楽しいですね。2024/08/28

耄碌先生

0
★★★☆☆68点2022/09/21

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