豊かさへの渇望

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豊かさへの渇望

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  • サイズ A5判/ページ数 402p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784096221167
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C1321

出版社内容情報

本書は、1955年前後から現在までを扱います。占領期を脱した日本人は、まずはひたすらに「物の豊かさ」を求めました。質より量、そしてスピードが問われる時代の始まりでした。それは私たち日本人が主体的に選んだ道ですが、高度経済成長に象徴される経済的な「豊かさ」の達成過程は、産業・生活・文化・自然環境などあらゆる面で、大きな変容を引き起こしました。そして変容がもたらした社会の歪みや矛盾は、特定の人々や地域へのしわよせとして現われました。本書は、そのしわよせを強いられた存在としての「女性」「農漁業」「沖縄」などに注目しながら、私たちはみずから何を選び、何を失ってきたのかを、社会的側面を中心にみていきます。

シリーズ完結巻!

荒川 章二[アラカワ ショウジ]
監修

内容説明

物質的繁栄を求めた私たちが得たものとは。高度経済成長からバブルを経て混迷と閉塞の時代へ。

目次

はじめに 私たちが選んだ道
第1章 「戦後社会」をめぐる対抗―一九五五年(豊かさへの離陸;戦後憲法的世界の広がり;沖縄と安保体制)
第2章 戦後大衆社会の成立―一九六〇年代(都市化と消費社会;欲望達成を支えた社会構造;欲望への異議申し立てと豊かさの質の提起;占領下沖縄と日本復帰;旧植民地・民衆と日本の戦後)
第3章 豊かさの成熟とゆらぎ―一九七五年頃(経済大国と過労働社会;総中流の時代と深部の変動;「戦後日本」への問い)
第4章 「戦後」からの転換―一九九五年頃(国内外の転換と新秩序;再編のしわ寄せ)

著者等紹介

荒川章二[アラカワショウジ]
静岡大学教授。1952年静岡県生まれ。一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。専攻は日本近現代史。地域やそこに住む人々と、軍隊や工場、ニュータウンなど外から進入してくる政治的意思との間に生じる関係に注目して、地域や人々がどのような選択をし、どのように変わっていったのかを追っている。社会史・社会運動史から政治史を浮かび上がらせることが目標である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

31
表紙だけを見るとかなりアニメやコミックについて触れられているのかと思いましたが、そうではなく戦後からのつながりを中心に書かれています。現代における問題点をある程度網羅的に論じられておりそれなりに評価したいのですが私から見ると中途半端な部分がややある様でもう少し厚くなってもいいのでしっかり書き込んでもらいたかった気がします。眼の付け所はいいものがあると感じています。2015/02/25

shiggy

5
シリーズ最終巻。現代に直結するだけにとても興味深い内容だった。戦後のアジアへの補償に関してはとても難しいが、不十分である事はとてもよくわかった。 日本の雇用や性差別、国籍差別など、この国の政治、行政の弱さにはとても危機感を覚える。外交ばかりを重視して、国内向けの政策の弱さは日本人の気質をよく表してるような気がする。2021/10/02

へたれのけい

5
将に自分が生まれ育った時代。笑い、悔しがり、汗をかいてきた時代。客観視はできない。  アトムでなくドラえもんにしたのは小学館か。ま、それもあり。いい表紙です。2019/03/21

しびぞう

3
歴史を勉強するのであれば、この手のものは中学時代には読んでおいた方がいいと痛感した。高校生になってからでは受験勉強に追われてとても読む暇など無いと思う。2019/07/03

鐵太郎

3
この国は何を失敗したのか、この国はどうすべきだったのか、でもこうなった以上この国はこの先どうあるべきか、意見は千差万別だとは思うのですが、何らかの指針が欲しいな、と思う。平和を求めることは正しいと思う。過去において不器用な政策を取り、この国と周辺諸国を巻き込む戦争を行ったことは、正しいことではなかったかもしれない。でも、過去の人々を否定したり、ぼくらの父祖は馬鹿げたことしかできなかったんだよ、とくくられてはかなわない。この新しい日本の歴史はなかなか面白かったけど、14巻と16巻は、ちょっと失望です。残念。2009/05/02

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