出版社内容情報
中世とはどういう時代だったのか。政治・社会・文化の新たな枠組みが構築され、武家政権が誕生し、新たな宗教活動が活発化し、今に伝わる祭りが発生する。そして権力者だけではなく多くの人々が歴史の舞台に登場し、その人々が列島を縦横無尽に駆けめぐり、各地に地域社会が形成されていく。そんな、沸騰するエネルギーに満ちた躍動感あふれる時代を、平安時代後期の院政期から応仁の乱までを中心に、政治・社会・宗教・芸能・文学など、多彩な視点で描く。歌に込められた中世びとの思い。絵巻に描かれたいきいきとした表情。発掘成果からうかがえる都市や湊の栄枯盛衰。豊富な史料から、中世の実像が鮮やかに浮かび上がってくる。
五味 文彦[ゴミ フミヒコ]
著・文・その他
内容説明
歴史が未来を切り拓く。縦横無尽に列島を駆け抜けた中世びとの活力。社会と文化を大きく変容させたエネルギーの源。
目次
第1章 日本列島に広がる歌と人
第2章 境界から中央へ、中央から境界へ
第3章 政治の型の創出
第4章 中世の生活と宗教
第5章 列島を翔る人々
第6章 政治と文化のかかわり
第7章 中世の環境と社会の変化
著者等紹介
五味文彦[ゴミフミヒコ]
放送大学教授・東京大学名誉教授。1946年山梨県生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。専攻は日本中世史。文書・日記・絵画・文学作品・考古学など幅広い史料を駆使して、日本史全体の動きをつねに意識しながら、中世を掘り下げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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