出版社内容情報
昭和11年2月26日未明、一部青年将校は国難を憂えて決起した。この二・二六事件の全貌を、彼らと交友のあった東京日日新聞記者・石橋恒喜が残した克明なメモを元に、コミックス界の鬼才・貝塚ひろしが再現。
「内外真に重大危急…」青年将校・香田清貞大尉は陸相官邸内で蹶起趣意書を読み上げ、川島陸軍大臣に手渡した。昭和11年2月26日の朝である。この瞬間、陸軍内部は大混乱に陥った。右往左往する軍長老、激怒する昭和天皇、意気上がる叛乱軍。昭和史上、例を見ない激動の一日を正確な史実と埋もれた秘史を掘り起こして再現。謎に満ちた事件をコミックスで解明。作画は巨匠・貝塚ひろし!
内容説明
「速かに昭和維新の邁進を!」青年将校・香田大尉は震える手で川島陸軍大臣に蹶起書を手渡した。この瞬間、陸軍内部は大混乱に陥った。右住左往する軍長老、激怒する昭和天皇、意気上がる叛乱軍、昭和史上、例を見ない激動の一日を巨匠・貝塚ひろし描く渾身の力作。
目次
第1章 襲撃の朝
第2章 蹶起
第3章 維新なるか
第4章 義軍か賊軍か
第5章 陸軍大臣告辞