出版社内容情報
1970年以降の武満の後期映画音楽を集大成。大島渚の「儀式」「愛の亡霊」、篠田正浩の「はなれ瞽女おりん」「写楽」、小林正樹の「東京裁判」、黒澤明の「どですかでん」「乱」など38作品をCD11枚に収録、総トラック数506、詳細な解説付。
第4巻は1970年以降、そして亡くなる前年までの映画音楽を収録しました。とくに70年代以降は、映画音楽創りの円熟期をむかえ、限られた予算の中で、無駄のない研ぎ澄まされた音を求めていきました。第4巻に収録の作品は大島渚の『東京戦争戦後秘話』『儀式』『愛の亡霊』、篠田正浩の『沈黙』『はなれ瞽女おりん』『写楽』、小林正樹の『東京裁判』『燃える秋』『食卓のない家』、黒澤明の『どですかでん』『乱』など読者になじみの映画も多い。武満は、映画音楽の可能性を無限に広げていったのです。CD11枚38作品収録編トラック数506に及ぶ後期映画音楽の集大成が完成しました。エッセイに大島渚、ドナルド・リチー、四方田犬彦氏他、使用楽器、各トラック別のシーンなど詳細な解説付。
