出版社内容情報
BWV119から162まで総41曲を収録。「主よ、人の望みの喜びを」など、広く親しまれているカンタータの名曲揃いの一巻です。対訳はすべて口語新訳。書籍もゲッテンゲン、バッハ研究所の歴史など充実。力作揃いです。
バッハ全集も第12回配本を数えます。はや刊行開始から三年になります。さて今回第4巻「教会カンタータ(4)」は、カンタータの巻の中でも最も親しまれている名曲の数々が収録されています。第4巻の最初の曲はBWV119番、4本のトランペットが華やかに鳴り響きます。 そして最後はBWV161,これはワイマール時代の室内楽的作品ともいえるものです。収録曲、41曲の中、BWV131《深き淵より、主よ、汝を呼ばん》は、ミュールハウゼン時代の初期の傑作。BWV140《目覚めよと呼ぶ声あり》はその第4曲のコラールが魅力。BWV147《心と口と行いと生活》はマイラ・ヘスのピアノ編曲により「主よ、人の望みの喜びを」として親しまれています。またBWV150《主よ、わが魂は汝を求め》は、第7曲の主題をブラームスが交響曲第4番の第4楽章の主題として用いています。他にBWV156、BWV161など美しいカンタータの数々を収録しました。 また書籍は概説を樋口隆一氏。「ゲッティンゲン・バッハ研究所の歴史」をホーフマン氏が。「カンタータにおける『キリストの声』楽章」ゲック氏。他に小林義武、メラメド、田辺幹之助、田辺秀樹、四六田犬彦、森田安一、伊