出版社内容情報
千年以上の歴史を持つ古来の音楽・雅楽の代表的な舞曲や楽器の紹介、雅楽の歴史、さらに実際に演奏が見られる場所も網羅。東儀俊美氏など一流演奏家へのインタビューなど、雅楽の魅力を満載した初心者に最適な入門書。
5?8世紀に大陸から渡来した舞楽、管弦は、9世紀半ばに日本化を果たし、国家の荘厳をなす雅正の楽として、現在では主に宮内庁楽部によって守り伝えられている。特に近年は、若手演奏家の活躍や、今年、平成天皇即位10周年などの機運もあり、若い年齢層にも、雅楽が静かなブームになってきている。ただ、雅楽の場合、古来の音楽ということもあり、舞の意味や、楽器の構成などをある程度理解していないと、十分に楽しめない部分がある。 そこで、本書では、代表的な舞曲の紹介、楽器の紹介、一流の演奏家へのインタビュー、衣装のデザインなどを通して、雅楽の楽しみ方を案内する。また、各地で催される雅楽行事、また、実際に雅楽を学びたい人のための情報も掲載。美しい写真とともに、雅楽がより身近になる手頃な入門書といえよう。
内容説明
地に響く蕈篥、天に上る笙、飛翔する笛さまざまな音色の管絃に乗せて、華麗に穏やかに繰り広げられる雅楽の世界。
目次
雅楽華宴
雅楽の舞台
雅楽の楽器
雅楽鑑賞
プログラムの見方
雅楽の歴史
雅楽春秋―雅楽が見られる主な所
雅楽を彩る花鳥の意匠
新演出の雅楽
雅楽基礎知識〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kikuyo
13
雅楽というと、宮廷音楽か結婚式というイメージでしたが実は日本古来の芸術。篳篥がメロディを担当、三管(笙、篳篥、笛)はミクロコスモス小さな宇宙を作っているのだそう。雅楽入門として楽しめる。写真もきれい。2022/11/11
Koning
11
タイトル通り奇麗なお写真で雅楽のあれこれを紹介しちゃうからYOU聞いたり演奏したりしちゃいなよ!って本。で、驚いたのは立正佼成会と霊友会が雅楽舞台持ってるとか。天理教はまぁ神道系だから分かるんだけど的な雅楽と関係ないとこでの驚きだったという(汗。監修は東儀俊美。2014/07/01
kaboking
0
ほんのほんのさわりの入門書。写真が豊富で価格も手頃。カタログみたい。1999/11/10
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