出版社内容情報
ダライ・ラマとは何か? 活仏とは何か? チベットの神・自然・人間・歴史を訪ねる、時空を超えた旅。極高の地に燦然たる密教文化を開花させ、いまなお謎につつまれたチベットのすべてを、魅力的な写真と文章で紹介。
かつて、秘境チベットというイメージが世界中の人々を魅了したことがあった。その秘境からダライ・ラマがインドに去って、はやくも37年が経つ。しかし、今なおチベットは秘境でありつづけている。平均高度3000メートル以上という極高の地にあり、入国がむずかしいという事情もあるが、チベットのもつ神秘性が最大の理由であろう。凶々(まがまが)しくも美しい密教画像(イコン)の群れ、活仏として転生しつづける観音の化身ダライ・ラマ、今なお残る鳥葬の習俗なども、チベットの謎と魅力を限りなく深めている。本書は、こうした「生きた聖なる博物館」ともいえるチベットの謎??ダライ・ラマ神権王権、観音の聖地ラサやポタラ宮成立の秘密、チベット密教の世界、聖地カイラースのほか、チベットの古代史や近現代史、さらに牧畜民・農民の生活、巡礼、チベット医学など、さまざまなチベット世界を、魅力的な写真と文章で紹介する。この一冊にチベットのすべてを凝縮したチベット案内の決定版。
内容説明
チベットは神と人とが交感しあうマンダラ世界だ。ダライ・ラマとは何か。活仏とは何か。チベットの神・自然・人間・歴史を訪ねる時空を超えた旅。極高の地に燦然たる密教文化を開花させ、今なお謎につつまれたチベットのすべてをこの一冊に凝縮。
目次
チベットの自然と人間
ラサ―マンダラ都市
観音の浄土―ポタラ宮
ダライ・ラマとは何か
チベット仏教の世界
チベットの密教
チベット興亡史
巡礼と祈り
チベット人の生活