出版社内容情報
エコール・ド・パリを代表する画家モディリアーニ。これまで放蕩無頼の肖像画家、ボヘミアンなヌード画家というイメージが強かったモディリアーニですが、近年、ルネサンス絵画の真摯な継承者・正統派画家として、また彫刻家としての評価が高まり、他方、浮世絵や非ヨーロッパ的な美意識の影響も指摘されています。さらに、妻ジャンヌに関する資料が公開されて新たな事実が明らかになるなど、新しいモディリアーニ像が注目を集めています。本書は、最新の研究成果をもとに、代表作の数々に新たな光を当て、伝説に覆われたモディリアーニの真実の姿を探求するものです。また、初心者にとってもコンパクトでわかりやすい入門書となっています。
宮下 規久朗[ミヤシタ キクロウ]
著・文・その他
内容説明
20世紀初頭、パリ―。明日の成功を夢見たエコール・ド・パリの画家たち。モディリアーニはその中心にいて、自分の夢を守りつづけた。数々の伝説によって隠されていた、生涯と作品の真実に迫る。
目次
1 1884‐1909 イタリアからパリへ―異邦の芸術家
2 1909‐1916 彫刻家と肖像画家―二人のモディリアーニ
3 1916‐1917 最後のヌード画家―伝統とスキャンダル
4 1917‐1920 夢見る日々―モディリアーニ芸術の完成
著者等紹介
宮下規久朗[ミヤシタキクロウ]
1963年、名古屋市生まれ。神戸大学大学院人文学研究科准教授。東京大学文学部美術史学科卒業、同大学院人文科学研究科修了。おもな著書に、『カラヴァッジョ―聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会、サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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