ショトル・ミュージアム<br> ジャワ更紗―いまに生きる伝統

ショトル・ミュージアム
ジャワ更紗―いまに生きる伝統

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784096060186
  • NDC分類 753.8
  • Cコード C0372

出版社内容情報

日本でも人気の高いインドネシアの染め物ジャワ更紗(バティック)の伝統的な図柄と手法を求め、生産地ジャワ島のバティック工房を訪ねます。更紗のできるまでの工程や模様の名称などジャワ更紗の基礎知識も満載。

 ジャワ更紗(バティック)は古くから実作者、鑑賞者、使用者ともに高い人気があります。4年前の国立民族学博物館における『ジャワ更紗展』では、通常の特別展の五割増しの入場者数がありました。また91年からトヨタ財団の援助で進められた「日本・インドネシア共同研究?ジャワ更紗?歴史・意匠・技術に関する総合研究」が完了しました。この本は今回の研究成果を反映した一般愛好者向けのガイドブックです。 今ではバティックの本場インドネシアですら、本物のバティックを身に付けている人は少なくなっています。一枚一枚丹念に蝋で模様を描き、時間を掛けて何度も染め上げるバティックは、もはや庶民には手の届かない高価な工芸品になってしまったからです。 著者の一人、伊藤ふさ美さんは伝統的な手法を継承する工房を訪ね、調査研究を行いました。本書は、その際に収集した貴重なバティックをもとに編集しました。 一枚のバティックに込められた模様の意味や、それぞれの製作地の豊かな地域性が感じられることでしょう。

内容説明

バティックは南の島インドネシアのジャワ島で染められた蝋染の布。つい近年までは「ジャワ更紗」の名で親しまれてきた布です。本書は「本物」を求める方のために、ジャワ島に点在するバティック工房を訪ね、伝統バティックがどのように現在に生きているのか、またそれらがどのようにして育まれてきたのか、地域の交流や歴史の背景を見つめながら、それぞれの模様の地方性や技法の特徴などを紹介します。

目次

伝統バティックへの招待
バティックを楽しむために―おもな種類と用途
更紗のふるさとを訪ねて
ジャワ更紗のできるまで
バティック模様と名称
気品ある伝統柄
模様と意味のバリエーション
身にまとうバティック
更紗とバディック

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