ショトル・ミュージアム<br> イギリス文学散歩

ショトル・ミュージアム
イギリス文学散歩

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  • サイズ A5判/ページ数 127p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784096060100
  • NDC分類 930.4
  • Cコード C0398

出版社内容情報

英国が生み出した多くの文豪、シェイクスピア、ディケンズ、」ワーズワース…。彼らを育んできた自然に身を置き、家を訪ね、愛用の道具に触れるガイドブック。作家に思いを馳せながら、英文学の庭を堪能する本。

 シェイクスピアやディケンズに代表されるように、イギリスは文豪を生み出した国である。彼らの作品は、今なお多くの読者に愛読され続けている。しかし、彼らが、どのような風土でそれらの作品を生みだしたのかについては、意外にも知られていないのではなかろうか。ここでは、作家を育んできた自然にこの身を置き、多くの作品を生みだしてきた作家の家を訪ね、作家が愛用していた道具なども紹介しながら、一歩も二歩も作家に近づいたところから、改めて文学作品を味わおうというものである。本書は、実際にイギリスに出掛けて、作家を訪ねる旅のガイドとして利用することはもちろん、イギリスまで行くことのできない読者が、書斎で本書を繰りながら、作家に思いを馳せることもできよう。因みに、本書で採り上げた作家は、シェイクスピア、ディケンズをはじめ、「嵐が丘」のエミリー・ブロンテ、「シャーロック・ホームズ」のコナン・ドイル、「カンタベリー物語」のチョーサー、「失楽園」のジョン・ミルトン、英国の生んだもっとも偉大なる自然詩人ウィリアム・ワーズワース、「ピーターラビット」のビアトリクス・ポター、「不思議の国のアリス」のルイス・キャロルほかを収録している。

内容説明

雨が好き、風が好き、花が好き。作家たちの心の原風景をたどる旅に出た。テラスで楽しむ英文学ミニ・トリップ。15人の作家たちの、生家やゆかりの地、博物館などを紹介。イギリス文学散歩ガイド付。

目次

W・ワーズワース―「詩神の子」が愛した湖水地方
D・H・ロレンス―チャタレイ夫人の恋した森
E・ブロンテ―孤独な魂が愛した荒野「嵐が丘」
B・ポター―ピーター・ラビットがひそむ農場
J・ミルトン―革命に破れし者が綴る内なる楽園
L・キャロル―ことば遊びの異才アリスを生んだ小さな村
A・C・ドイル―ホームズがよみがえった魔犬伝説の地
C・ディケンズ―ロンドンの下町が生んだ国民的作家
W・スコット―9800冊の蔵書が誘う大作家の書斎
J・オースティン―平凡な作家の非凡な日常〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

22
ラインナップのうちシングという作家は未知。もしかしてアラン島を入れるため?と(文学のカノンというものはあまり読んでいないくせに)勘繰り。一番ステキなのは何と言っても“サー”ウォルター・スコットの家(というか城館)。断捨離とか、ふっとぶ(断捨離は庶民?文化とは無縁かも)。ただし寒い時期は住み心地は良くなさそうなので、住みたい家をと思うとジェイン・オースティンの家かヴァージニア・ウルフの夏の家タランドハウス。どちらも日当りが良さそうで(これって日本人特有らしい)広い芝生の中に立つ小ぢんまりした木の家。(続2012/08/09

ゆーかり

17
著者が有名な作家にまつわる土地を訪れて書いたもの。イギリスとあるがアイルランドも一緒になっている。写真は多いが残念ながら内容はいまいち。ガイドブックも兼ねているようで、ネット普及前にはこういう本がよくあったけど、この本(1997年発行)はその時期のもの?ヒルトップはもっと素敵なのにこの写真だと暗い。他の本でも見たウォルター・スコットの豪華な家は見てみたいなぁ。2017/09/22

ぐっちー

15
【十月は幻想の英国へ】イギリスとアイルランドを代表する文学作品にまつわる場所を紹介する一冊。主に著者の家、生家を訪ねた紀行文と写真。作品に登場する景色をイメージしやすくなるかも。ただあれだけ豊穣な文学作品を持つ国なのに、これだと内容的にはちょっと物足りない。2017/10/26

timeturner

2
写真の多いガイドブックという体裁で、実際に行かなくても見るだけで楽しめる。チョーサー、ミルトンからホームズまでバラエティにも富んでいる。ただ、イギリスと銘打っているのに何の説明もなくアイルランドを含め、あげくにアラン島のみやげ物屋で買った地図がゲール語で書かれていたことで「いまなお島民がゲール語を使っている」と驚く意識の低さはいかがなものか。2016/07/24

カチ

1
J.M.シングは知らなかったが、ゆかりのアラン島の風景と戯曲に見られる当時の島の住民の暮らしが強く印象に残った。E.ブロンテのハワーズ村や、荒野は行ってみたい気がした。ジェーン.オースティンのチョートン村も。オースティンの残した言葉は、女性にとっての結婚に対する真実を指摘しているようで胸をつかれた。2021/04/18

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