出版社内容情報
四大文明の一つ、西アジアに発祥した華麗な美術品の数々が甦る。
現在「中近東」とも呼ばれているイラン、イラク、シリア、トルコを含む西アジアは、今から約5千年前ティグリス・ユーフラテス河沿いにメソポタミア文明が発祥した。多くの民族、王国の盛衰の中でその文明は東西へと伝播した。 空中庭園で有名なバビロン、シュリーマン発掘のトロイの黄金製品、隊商都市パルミラ、ダリウス1世の王宮ペルセポリスなどの遺構から出土した浮彫り、壁画、彫像、黄金・装飾品の数々。ハンムラピ法典碑や粘土板にきざまれた楔形文字が語りかける史料は、西アジアの文明の壮大さをわれわれに訴える。 これまで紹介されることの少なかった西アジアの美術品をカラー口絵299点、挿図349点を掲載し、美術ファンには見逃せない内容です。
田辺 勝美[タナベ カツミ]
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松島 英子[マツシマ エイコ]
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内容説明
粘土板に刻まれた楔型文字は世界最古の文明の襞を語る!シュメールの都ウル、ハンムラピ法典碑で知られるバビロン、“帝王ライオン狩り”浮彫りがあるアッシリアのニネヴェ、アレクサンドロス大王により破壊されたペルセポリス、ローマにより滅亡したシリアのパルミラ。今、メソポタミア、アナトリア、イランの古代都市が甦る!数奇の運命をたどり、シュリーマンが発掘したトロイの黄金製品、ロシアの協力により日本初公開。
目次
総論 古代西アジアの美術―メソポタミアを中心として
メソポタミア
古代メソポタミアの宗教建築
円筒印章
アナトリアの美術
イラン
アケメネス朝ペルシアの美術
ヘレニズム美術の東方伝播と変容
ササン朝ペルシアの美術
テーマ特集 西アジアの先史美術
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