出版社内容情報
“水の都”ヴェネツィアとヴェローナ、パドヴァなど、北イタリアの 諸都市に花開いたヴェネツィア・ルネサンスの精華。 ヴェネツィア 派の祖ベリーニー族をはじめ豊麗な色彩で描いたティツィアーノ、テ ィントレット、ヴェロネーゼ、謎の画家ジョルジョーネ、重厚な作風 を展開したマンテーニャなどの巨匠たちの代表作と、建築、彫刻の名 作441点を収録。
佐々木英也[ササキヒデヤ]
編集
森田 義之[モリタ ヨシユキ]
編集
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
267
『イタリア・ルネサンス3』は、主にヴェネツィア派の絵画群を取り上げる。こちらはミケランジェロやダ・ヴィンチにラファエロ(他にもそれこそ綺羅星の如く)といったフィレンツェに蝟集した天才たちに比べると注目度も知名度も低くなるのもやむを得まい。そうはいっても、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼ(やはり他にも多数)と、こうして並べてみると、こちらも名だたる天才画家揃いである。しいて、その違いをいうならば、フィレンツェの画家たちの絵の晴朗な明るさに比して、ヴェネツィア派の画はくすんだ黒の故か、ほのかに⇒ 2023/09/14
KAZOO
117
イタリア・ルネサンスの第3巻目は北部イタリアおもにヴェネツィア作品が多く掲載されています。有名なカルパッチョ、ジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレット、ヴェロネーゼなどとともに、ヴェネツィアの建築物が掲載されています。やはりまた行きたくなります。2017/01/25
へんかんへん
2
ピサネッロ、トゥーラ、ジョルジョーネ、ティツィアーノ、ティントレット、最後の晩餐が良かった、2枚くらいあった?ヴェロネーゼ、聖母被昇天、カニンメデス、羊飼いの礼拝、コルティツャーネ2014/09/29
Eu
1
カナレット(時代が違うけど)が描いたみたいな海のヴェネツィアの絵は基本的に外国人向けで、ジョルジョーネとか在ヴェネツィアの画家がヴェネツィア人のために描いたのはむしろ田園風景だったというのがおもしろいなと思った。2023/07/12