出版社内容情報
パリ大聖堂、サント・シャペル、サン・ドニ修道院聖堂、シャルトル 大聖堂などのフランスのゴシック建築と彫刻、ステンドグラス、ドイ ツ、オーストリア、イタリア、イギリス、スペインなどの著名ゴシッ ク聖堂を集大成。
飯田 喜四郎[イイダ キシロウ]
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黒江 光彦[クロエ ミツヒコ]
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内容説明
パリ大聖堂、サン・ドニ修道院聖堂、シャルトル大聖堂などのフランスのゴシック建築と彫刻、ステンドグラス。ドイツ、イギリス、オーストリア、スペイン、イタリアなどのヨーロッパ各国の著名大聖堂のゴシック美術を収録。
目次
序論(時代背景―大聖堂の時代;ゴシック美術とは;ゴシック美術の特色)
第1章 フランスのゴシック美術 フランスのゴシック建築
第2章 各国のゴシック美術
第3章 ゴシックの世俗建築
第4章 ゴシック彫刻
第5章 ステンドグラス
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
283
この巻は「ゴシックⅠ」として、建築およびステンドグラスと彫像を取り上げている。ゴシック建築といえば、真っ先に思い浮かべるものはどれだろう。ケルン大聖堂(Ⅰ248-1322年)だろうか、あるいはパリのノートルダム大聖堂(Ⅰ258-1270年)、はたまたミラノのドゥオモ(Ⅰ387-1577年)だろうか。それぞれに独特の様式を持っていて、それはゴシック建築の多様さをも物語る。また、ステンドグラスほどにゴシックの大聖堂に似つかわしいものはない。シャルトルの薔薇窓を筆頭にその意匠、生硬さともにまさにゴシック美術の⇒2023/06/28
KAZOO
107
この巻にはゴシック建築ということで各国の大聖堂がこれ見よとばかりに羅列されています。私はフランス、ドイツ、スペイン、イタリアの大聖堂をかなり見てきています。その中でもシャルトルの大聖堂とバラ窓は2回も見に行きました。口には言い表せないですね。マールブルク、ケルン、ミラーノすべてすばらしいものばかりでした。見ていて懐かしくなりました。2017/01/18
白義
6
ゴシックとは、当時の都市民たちが作り出した最先端の様式だったというのが印象に残った。荘厳で重厚なイメージがある大聖堂だが、都市の人間の拠り所となる神の国であるのだと。その高さを特徴とする作りが効果的に光を取り込み、その全体が神学的とも言える秩序の表現でもあるというのが、技法まで含めて細かく概説、ステンドグラスにも独立した章が当てられているアミアン大聖堂、シャルトル大聖堂なんて写真だけでも潰されそうな迫力。ゴシック彫刻も、写実性を増し後のルネサンスに繋がる側面があったとか2013/02/17
へんかんへん
2
デカメロン、マニエラ・ゴティカ、オプスフランキゲヌム、サント・シャペル、シャルトル大聖堂、ランス大聖堂、アミアン大聖堂、ブールジュ大聖堂、イーリ大聖堂、ブラックプリンスの墓標、ピエタ、ヴィラ-ル・ド・オヌクールの画帖 建築がすばらしい2014/10/07
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- 和書
- 創るということ