出版社内容情報
地下のカタコンベで生まれ、やがて地上の聖堂を金色に輝くモザイク で飾ったキリスト教美術。装飾写本や工芸にはケルトなどの諸民族の 多彩な美が見られる。総図版580点。キリスト教美術を理解するた めの必読の書。
辻 佐保子[ツジ サホコ]
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
303
本書は初期キリスト教美術および初期中世美術を掲載する。300年に及ぶ迫害の末にコンスタンティヌス帝のミラノ勅令によってキリスト教がローマ帝国に公認されたのが313年。最初期のモザイク画(サンタ・コンスタン聖堂=ローマ)は360年頃のもの。サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂にしても432~440年頃。おそらくは迫害時代にも営々と(ただし秘密裏に)描かれてきたのだろう。その精神性の高さと美術としての成果には驚嘆するばかり。また、これまで中世美術に対しては単純で簡素な美という認識しかなかったが⇒2023/04/18
KAZOO
113
この巻は、西欧初期中世の美術ということでキリスト教関連のものが多く掲載されています。建物も聖堂や修道院関連が多くモザイクタイルによるキリストの像などが多く見られます。この中で興味深かったのは、ケルト美術とアングロ・サクソンの美術ということでケルト文明の権威である鶴岡真弓さんが書かれているところが非常に参考になりました。2017/01/12
かわうそ
12
建築、絵画、彫刻、装飾、その全てが素朴。これよりずっと古代のギリシャ彫刻とかと比較して、もう何かね…と思ってしまう。しかしながら、何故か惹きつけられる美術品の数々。今で言う絵本の世界がそのままあったかのような錯覚に陥る。残念なことに学生の頃には関心が無く、見落としていたものの一つであり、今、自分の作品で出したい空気の一つである。非常に面白い!2018/08/10
へんかんへん
1
フランクス、大胆なもの、勇敢な者、カタコンベ2014/10/15




