出版社内容情報
染織、漆工、金工、陶磁など日本の工芸品の繊細にして優美な独特の文様を集大成。従来のような名品主義を超え、味のある日常的な品々に至るまで文様を幅広く取材、未紹介の作品まで網羅した簡潔で見やすい編集。さらに文様の部分アップなどテーマごとに徹底分析、現代意匠への応用にも役立つよう整理されている。
内容説明
日本人の心の深奥に迫る伝統文様の集大成。鮮やかなカラー、克明な部分アップ、テーマ別・パターンごとの見やすいレイアウト。工芸文様の神髄をとらえる、実作者・研究者必携のシリーズ第16巻。本巻には主として工芸に見られる秋草・楓文様をカラー、単色合わせて約270点掲載した。
目次
図版目録
カラー図版
単色図版
本文(秋草に投影する日本人の心証・矢部良明;漆芸の「秋」・小松大秀;秋の七草の植物学・牧野晩成;紅葉のメカニズム・鈴木昌友;秋草の歌・小町谷照彦)
秋草・楓・銀杏の紋章