群像日本の作家<br> 川端康成

群像日本の作家
川端康成

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  • サイズ B6判/ページ数 323p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784095670133
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0393

出版社内容情報

永遠の旅人…三島由紀夫/人と作品…吉行淳之介/黙っていた五十年…大佛次郎/孤独な現実主義者…山口瞳/生涯一片の山水…中里恒子/他

日本人の感性や美の世界を、研ぎ澄ました眼で見つめ、繊細な美しい文体に結晶させて数々の名作を生んだ川端康成。その独自な美意識に裏うちされた文学世界と、昭和期を通して常に第一線作家だった人間像を総合的に解明。田久保英夫による書下ろしエッセイをはじめ、三島由紀夫・立原正秋・大仏次郎・中里恒子・吉行淳之介らによる作品論や作家論、また辻井喬と中上健次による対談など収録。

内容説明

顔を知らず命日も覚えない父母の死。祖母、姉が死に、盲目老残の祖父を看取った15歳の少年康成。ノーベル賞受賞の4年後、自ら命を断った康成、72歳。日本の美と抒情に彩られた川端文学を通徹する“強靱な孤独”と“死”の秘密。

目次

作家アルバム 川端康成アルバム
書下ろしエッセイ 美と犯の世界
作家論(川端康成の芸術;川端康成対横光利一;絶体絶命の境 ほか)
同時代の批評(感情装飾―近頃の雑筆;川端康成)
生原稿で作品を読む 『山の音』
ひと(『新思潮』時代の川端康成;出会い;川端康成との50年 ほか)
作品論(川端文学のエロティシズム;「伊豆の踊子」の位相と構造;川端の傲慢 ほか)
回想(「禽獣」のひと;生涯一片の山水 ほか)
川端康成文学紀行
文学散歩地図 『伊豆の踊子』
対談 川端康成の妖と気(中上健次・辻井喬)
川端の死(辛抱づよいニヒリスト;孤独な現実主義者 ほか)
川端康成の作品
代表作ガイド
収録諸稿について
川端康成年譜

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

61
川端と同時代の作家の文章が多く載っている。通読したが、実につかみどころが難しい作家である。作家自身の個性もさることながら、作品の個性の分類がおよそ不可能なような気がするのである。これから読みを深めていかねば。2018/03/08

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