出版社内容情報
異国の植物に備わるイメージまでわかる英和
英米の文学作品や映画はもちろん,新聞・雑誌や論文にも植物がよく出てきます。和名があって日本人にもなじみ深い植物ならいいのですが,日本には自生しない植物だと,もうお手上げです。
この辞典では植物のイメージや用途がわかるだけでなく,園芸植物・栽培植物の由来までもわかるよう記述しました。
1)和名が英語になっている植物をいくつ知っていますか?(答:wasabi, adzuki, kudzu, mizuna, satsuma, kakiなどです)
2)A pink is pink. をどう訳しますか?(答:ナデシコはピンク色,と訳せます.ナデシコの英名はpink)
3)アケビの花はチョコレートの匂いがする?(答:アケビはchocolate vineと言います)
4)「谷間のユリlily of the valley」ってどんなユリ?(答:スズランのことです)
5)アダムとイブが持ち出した楽園の思い出の象徴とは?(答:クリスマスローズだと言われています)
6)日本にも自生するクチナシはなぜCape jasmineと呼ぶの?(答:東アジア原産ですが,南アフリカ経由でヨーロッパに紹介されたためです)
内容説明
植物のイメージ、用途がわかる。園芸植物・栽培植物の由来がわかる。異国の植物と出会う旅への誘い。
著者等紹介
副島顕子[ソエジマアキコ]
1961年大阪生まれ。京都大学理学部卒業、神戸大学理学研究科、東京都立大学理学研究科修了。博士(理学)。大阪府立大学理学部助教、准教授を経て、現在熊本大学大学院自然科学研究科教授。植物系統分類学専門。国内外での植物採集と室内実験を両輪とし、中国や台湾などの東アジアやメキシコでの野外活動経験が豊富。特にキク科やブドウ科に興味をもち、生物地理や分子系統学的研究を行っている。〓(きき)酒師、日本酒指導師範、スピリッツアドバイザー、焼酎アドバイザーなどの資格をもつ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。