出版社内容情報
言葉は凶器!? 男女差別、結婚・育児にまつわる言葉、主人・嫁など自分の身内を呼ぶ言葉…。日頃、何気なく使っている言葉の中に潜む、不用意に人を傷つけ、不快にさせる言葉の問題点を探る。
日頃、何気なく使っている言葉の中には、そのつもりはなくても知らぬ間に人を傷つけていたり、不快な思いをさせていたりするものが少なくありません。著者の遠藤織枝さんは、そうした言葉の中で特に新聞や放送等でごくあたり前のように使われている言葉を俎上にのせ、女性の立場から、また国語学者としての立場から、それらの言葉の何が問題なのか、どこに問題があるのかを論じています。たとえば、男女差別に関する言葉や結婚に関する言葉、育児に関する言葉、また「主人」「嫁」など自分の身内を呼ぶときの言い方などには、男性ではなかなか気づかない古い価値観にしばられたものがかなりあることがわかります。さらに著者の目は身体に障害のある人や日本で生活している外国人に対しても向けられています。そのような人々に対して不用意に使われている言葉の問題点を、人間を障害のあるなしや、出身地の違いによって区別するのはおかしいという観点から異議を唱え、何よりも「人」が優先される表現が必要なのだという提言を行っています。本書は、身近な言葉を見直して、日本語を国際語として恥ずかしくない言語にしたいという著者の願いが込められた一冊です。
内容説明
うっかり使って、ことばで人を傷つけてはいませんか?日ごろ、何気なく使っていることばの中で、知らぬ間に人を傷つけていたり、不快な思いをさせていたりするものを、国語学者の立場から、また、女性の立場から、それらのことばの何が問題なのか、どこに問題があるのかを提言する。
目次
第1章 女・男に関することば
第2章 結婚・子ども・老いに関することば
第3章 外国人・障害者に関することば
第4章 敬語・呼称・比喩表現
第5章 官に関することば
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