小学館ジェイブックス<br> 名句でたどる漢詩の世界

小学館ジェイブックス
名句でたどる漢詩の世界

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784095044040
  • NDC分類 921
  • Cコード C0398

出版社内容情報

四季折々に、また生活の中で、ふと浮かぶ漢詩の一節。日本文化に生き続いたその名句45編を鑑賞し、テーマ別に解説。さらに「漢詩の手引き」も添えました。

 四季の移り変わりの中で、また日々の暮らしのふとした瞬間に漢詩の一節が脳裏をよぎったことはありませんか。 心地よい春には「春眠暁を覚えず」「春宵一刻値千金」と思い、秋になれば清澄な世界に「峨眉山月半輪の秋」の詩句を思い出し、その後「歓楽極まりて哀情多し」という句が口から漏れるかもしれません。今は疎遠な昔の友を思い出す時は「去る者は日に以て疎し」との感慨に沈み、友と別れるとき「西のかた陽関を出づれば故人無からん」と吟じ、別れを惜しんで「悪酒悪人の如し」とうそぶきながら杯を重ね、「一杯一杯復た一杯」と、とどまるところを知らない仕儀と相成ります。また、今次大戦が終わったとき多くの国民が「国破れて山河在り」の心境を実感したといいます。 今や日本文化そのものとなった漢詩を、心の片隅に生きている名句の数々を手がかりにもう一度読み直してみたい、そこから新しい思いを紡いでいきたい。そんな人のために、一流の研究者の清新な口語訳、丁寧な鑑賞が心ゆくまで漢詩を味わわせてくれます。 漢詩の豊かな魅力がいっぱいにあふれた一冊です。

内容説明

心に残る名句の数々を、清新な口語訳、丁寧な解説で心ゆくまで鑑賞できます。この一冊のなかに、悠久な山河、動乱の時代、出会いと別れ、恋と友情、酒の味―魅力的な漢詩の世界がいっぱいにあふれます。珠玉の漢詩45編。

目次

1 戦乱の世
2 隠逸の楽しみ
3 人生の感慨
4 詩情の世界
5 四季のこころ
6 酒の味
7 友との別れ
8 旅にあって
9 夫婦の情愛

最近チェックした商品