小学館DVD book
小津安二郎名作映画集10+10〈09〉東京暮色+その夜の妻

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  • サイズ A5判/ページ数 32p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784094804195
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0874

出版社内容情報

映画「東京暮色」「その夜の妻」

「東京暮色」(昭和32年)は、小津の異色作。2人の娘を残し、愛人と家出してしまった母親。ある日、成長した娘たちの前に男と暮らす母親が現われて──。 物語は小津が一貫して描いてきた家族がテーマですが、暗い筋運びに公開当時から賛否両論ありました。近年では、家族ひとりひとりの孤独を描きだした凍てつくような詩情に魅入られるファンも多く、再評価の気運が高まっています。
「その夜の妻」(昭和5年)は、病に伏す娘の医療費のため、強盗に入る父親の物語。作品の舞台となるアパートは、当時では珍しい洋風のしつらえ。セットやサスペンス時立ての筋運びに、若き小津のモダニズム趣味が発揮されています。
解説本では、「小津作品が大好き」という映画監督・犬童一心さんと、「秋刀魚の味」で岩下志麻の弟役を演じた俳優・三上真一郎さんのインタビュー、「東京暮色」のロケ地探訪などを収録。





【編集担当からのおすすめ情報】
母親役・山田五十鈴の、哀切きわまる演技は一見の価値あり! 東京を旅立つ前に中村伸郎と居酒屋で酒を酌み交わすシーンの哀愁、上野駅で列車の窓から娘を待っているシーンの切なさは本作の名場面です。

02 「東京暮色」の目線
04 本巻の2作
10 連載 現役映画人が語る小津映画の見どころ
第9回 犬童一心 映画に託したまなざし
12 ロケ地探訪 浜離宮恩賜公園・雑司が谷(東京)ほか
14 インタビュー 思い出の小津安二郎
第9回 三上真一郎(俳優) 息子のように接してくれた小津先生
18 連載「小津調」とは何か?
第9回 戦前の小津作品とアメリカ映画
20 連載 小津安二郎・断想 内田 樹
第9回 「問うこと」の暴力
22 出演者紹介 ◆名優クローズアップ 有馬稲子
26 連載 フランスで愛されるOZU
ジャン=ミシェル・フロドン 第9回 物語に込められた旋律
29 連載 小津安二郎物語
第9回 円熟への歩み
32 DVDの取り扱い方

内容説明

ふたりの娘を残し、愛人と家出をしてしまった母親。ある日、成長した娘たちの前に男と暮らす母親が現われて―。母親役の山田五十鈴が、哀切きわまる演技を見せる。陰影の濃いストーリーには賛否両論もあり、小津作品中ひときわ異彩を放つ(「東京暮色」)。わが子の医療費のため強盗を働いた夫をかばう妻…。アメリカのミステリー小説を映画化した異色作で、洋風の舞台装置がスマート(「その夜の妻」)。

目次

「東京暮色」の目線
本巻の2作―あらすじ・解説
連載 現役映画人が語る小津映画の見どころ・第9回・犬童一心(映画監督)―映画に託されたまなざし
ロケ地探訪 浜離宮恩賜庭園・雑司が谷(東京都)ほか
インタビュー 思い出の小津安二郎・第9回・三上真一郎(俳優)―息子のように接してくれた小津先生
連載 「小津調」とは何か?・第9回・戦前の小津作品とアメリカ映画
連載 小津安二郎・断想・第9回「問うこと」の暴力(内田樹)
出演者紹介―名優クローズアップ・有馬稲子
連載 フランスで愛されるOZU・第9回・物語に込められた旋律(ジャン=ミシェル・フロドン)
連載 小津安二郎物語・第9回・円熟への歩み

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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1
内田樹「説明の暴力性」、「問いを発さない中村伸郎と藤原釜足」。ジャン=ミシェル・フロドン「構成よりもディテールの描写によって人々に強く記憶される」、「感情のサイン(ブラウスの色)」。2013/10/22

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