小学館DVD book
小津安二郎名作映画集10+10〈04〉お茶漬の味+浮草物語

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  • サイズ A5判/ページ数 32p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784094804140
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0874

出版社内容情報

映画「お茶漬の味」「浮草物語」

「お茶漬の味」(昭和27年)は、倦怠期の夫婦の心模様を、一杯のお茶漬をとおしてユーモラスに描いた作品。生真面目な夫(佐分利信)を馬鹿にする有閑マダム(木暮実千代)が、夫の海外出張をきっかけに、その存在の頼もしさに気づかされます。
小津は、「女の眼から見た男の良し悪しというもののほかに、男には男の良さがある」ことを描きたかったと語っていますが、佐分利はその「男の良さ」を十二分に醸しだし、毎日映画コンクール男優主演賞を受賞しました。
「浮草物語」(昭和9年)は、坂本武が演じる喜八という人物が主人公で、「喜八もの」と呼ばれる秀作群のひとつ。喜八はいずれの作品でも人情味のある中年男で、本作では旅役者一座の座長。公開年の『キネマ旬報』第1位。
解説本では、女優・淡島千景と若手実力派監督・是枝裕和のインタビュー、小津の整然とした構図の秘密に迫る「小津調とは何か?」、ロケ地紹介(修善寺、羽田空港、迎賓館前)などを掲載しています。

内容説明

倦怠感の夫婦の心模様を、一杯のお茶漬をとおしてユーモラスに描く。戦時中に検閲で却下されたシナリオをあらためて映画化した小津の意欲作。小津作品に欠かせない名優、佐分利信が主役を演じ、毎日映画コンクール男優主演賞を受賞した。

目次

「お茶漬の味」の目線
本巻の2作 あらすじ・解説
連載 現役映画人が語る小津映画の見どころ(第4回)是枝裕和(映画監督)―いまだにわからない小津映画
ロケ地探訪―修善寺温泉(伊豆)、羽田空港ほか(東京)
インタビュー思い出の小津安二郎(第4回)淡島千景―小津先生の“大作”の現場
連載 「小津調」とは何か?(第4回)整然とした構図
連載 小津安二郎・断想(内田樹)(第4回)最後の青年とその消滅
出演者紹介―名優クローズアップ 佐分利信
連載 フランスで愛されるOZU ジャン=ミシェル・フロドン(第4回)小津独特の距離感
連載 小津安二郎物語(第4回)多作の日々
DVDの取り扱い方

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