小学館DVD book
小津安二郎名作映画集10+10〈03〉麥秋+淑女と髯

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  • サイズ A5判/ページ数 32p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784094804133
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0874

出版社内容情報

映画「麥秋」「淑女と髯」+解説本

「「麥秋」は、「晩春」「東京物語」と共に、ヒロイン原節子(紀子)の役名から、紀子三部作といわれる名作の一つ。適齢期を過ぎようとする娘の結婚の物語です。家族はともに暮らす時を経ていつかは離れ離れになってゆく。その輪廻と無情を小津は本作で描きたかったといいます。
サイレント映画の「淑女と髯」は、古風な日本男児と奥ゆかしい女性の恋を軸に、当時の流行であった「モボとモガ」、すなわち軽薄なモダン崇拝へのアンチテーゼ(反対主張)をユーモアたっぷりに描いています。女優・岡田茉莉子の父で、戦前の二枚目スター、岡田時彦が主演。
解説本の2大インタビューでは、山田洋次監督が、「東京物語」を下敷きにした新作映画にかける意気込みを、また元松竹映画ピロデューサーの山内静夫さんが小津監督との思い出をそれぞれ熱く語っています。連載「小津調とは何か?」では、独特の台詞の秘密に迫ります。

内容説明

家族の心配をよそに、子どものいる知人との結婚をひとりで決めてしまった娘。娘の結婚を機に家族が分かれていく姿を、周囲の人びととの交流を織りまぜて描きだした作品。『晩春』から『東京物語』へと続く、原節子主演「紀子三部作」の2作め(『麥秋』)。ヒゲ面の剣道部大学生とオフィス・ガールの恋を、ナンセンス喜劇に仕立てた佳作。俳優岡田茉莉子の父で昭和初期のスター、岡田時彦が主演(『淑女と髯』)。

目次

「麥秋」の目線
本巻の2作 あらすじ・解説
連載 現役映画人が語る小津映画の見どころ 第3回 山田洋次(映画監督)―「身につまされる」家族の物語
ロケ地探訪―耳成山(奈良)、上野・お茶の水ほか(東京)
インタビュー 思い出の小津安二郎第3回 山内静夫―「大きな人」小津先生との仕事
連載 「小津調」とは何か?第3回 独特の台詞
連載 小津安二郎・断想 第3回 食卓の儀礼(内田樹)
出演者紹介―名優クローズアップ 杉村春子
連載 フランスで愛されるOZU第3回 紀子の選択(フロドン,ジャン=ミシェル)
連載 小津安二郎物語第3回 監督への道のり

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