小学館ライブラリー<br> 昭和の歴史〈8〉占領と民主主義

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昭和の歴史〈8〉占領と民主主義

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  • サイズ A6判/ページ数 461p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094610284
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0321

出版社内容情報

GHQによる統治、主権在民・戦争放棄をうたった新憲法の制定、朝鮮戦争の勃発、日米安全保障条約の締結と西側との単独講和…。敗戦後、幾多の試練を乗り越え復興していく日本を活写します。

◆目次◆◆◆ 戦後民主主義とは何だったのか?はじめに? 日本降伏 降伏と日本国民/「国体」をめぐる日米の構想/敗戦直後の混乱 民主化政策と旧支配体制の解体 占領方式の確定/東久邇内閣と民主化指令/「民主主義の占領」 民主主義運動の開幕 組織化はじまる/民主主義文化の簇生/憲法論議と天皇人間宣言/民衆人民戦線運動と公職追放 「民主革命」運動 食糧危機/憲法改正草案要綱/政治的空白期 新憲法制定 憲法制定議会/極東裁判の開始/経済改革/六・三制の発足 二・一スト 労働戦線の分裂/十月闘争/二・一ストの挫折 占領政策の転換 冷戦の開始/片山内閣/芦田内閣と昭電疑獄 保守政権の確立 第二次・第三次吉田内閣/ドッジ=ライン/沖縄の永久基地化/平和運動 朝鮮戦争 社共両党の分裂/朝鮮戦争勃発/レッド=パージと追放解除 サンフランシスコ講和条約 「単独講和」の促進/全面講和運動/サンフランシスコ講和会議 小学館ライブラリー版刊行にあたって 参考文献 年表 索引

内容説明

現代日本の民主主義、政党政治、労働組合、経済構造、安全保障、自衛隊、天皇、そして憲法、それらすべてがこの時代に規定され、現在に引き継がれた。戦後50年、日本の選択を考える現代人に必読の一書。

目次

戦後民主主義とは何だったのか―はじめに
日本降伏
民主化政策と旧支配体制の解体
民主主義運動の開幕
「民主革命」運動〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

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再読。戦争の終結に天皇の決断が必要だった事はよく知っていましたが、天皇から主権を奪うことにも天皇の決断がなければ話がまとまらなかったとは衝撃的でした。ここまで日本の指導者たちに当事者意識がないとは。この時代のエピソードを見ると、むしろ日本人すべてがそうなのかもしれません。死ぬことも生きることも人任せ、ということなんだと思います。そう考えると、完全な外交的主体性を自ら放棄するという吉田さんの方針は、日本人の良さを最大限に発揮しながらも欠点を現さずにすませる絶妙な選択だったのだ、と言えるのかもしれません。2015/08/18

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