小学館ライブラリー<br> 昭和の歴史〈7〉太平洋戦争

小学館ライブラリー
昭和の歴史〈7〉太平洋戦争

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  • サイズ A6判/ページ数 413p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094610277
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0321

出版社内容情報

国家の存亡と国民の生命を賭して戦われたアジア太平洋戦争。崩れゆく〃大東亜共栄圏〃の幻想の中で、絶望的な抗戦を続ける日本と日本人の姿を、アジアと世界の視点でとらえます。

◆目次◆◆◆ 太平洋戦争と国民?はじめに? 緒戦の勝利 運命の一二月八日/国運をかけた決断/広がる占領地域/アメリカとイギリスの世界戦略 戦勝に酔う国民 わきあがる戦争支持熱/つくられた軍神 ファシズム体制の確立 翼賛選挙/翼賛政治体制の確立 戦局の転換 珊瑚礁とミッドウェーの海戦/決戦場・南太平洋/第二次世界大戦の転換期 経済と思想・教育の統制強化 戦争経済の行き詰まり/「死の哲学」と皇国民教育 戦時下の敵国人 敵国にいた日本人/日本にいた外国人 「大東亜共栄圏」の幻想 東南アジアの支配と抵抗/荒廃する中国占領地 満州・朝鮮・台湾の兵站基地化政策 「王道楽土」満州の実像/朝鮮・台湾の皇民化政策 「絶対国防圏」をめぐる死闘 憂色濃い戦局/ゆらぐ「絶対国防圏」/戦争指導体制の動揺 絶望的な抗戦 レイテ決戦/戦場における生と死/国民生活の破綻 大日本帝国の崩壊 沖縄の死闘/「大東亜共栄圏」の崩壊と日本の降伏

内容説明

戦争のもつ加害と被害の両面を見据え、太平洋戦争をアジアの諸国・諸民族の運命、さらに国内の「敵国人」や「敵国」在留の日本人の運命にまで踏み込んで描いた意欲的な問題作。

目次

緒戦の勝利
戦勝に酔う国民
ファシズム体制の確立
戦局の転換
経済と思想・教育の統制強化
戦時下の敵国人
「大東亜共栄圏」の幻想
満州・朝鮮・台湾の兵站基地化政策
「絶対国防圏」をめぐる死闘
絶望的な抗戦
大日本帝国の崩壊

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

井上裕紀男

1
毎年夏に戦争関連の書籍を探すが、書棚にありながら久しぶりに通読。何度読んでも分かりやすく、市民の視点で戦争全体を把握できる。 いつまでも読み次がれてほしい。2020/09/05

富士さん

1
再読。このシリーズには珍しく、記述内容が重複することなくテーマのはじめから終わりまでを描いており、本書だけ独立させても十分成り立ちます。多様な方向からの記述がちゃんとテーマに収斂するようになっており、ワタシが読んだ太平洋戦争に関する本の中では一番バランスのとれた良著でした。それにしても、親方日の丸にべったりすがった人たちのテキトーさのひどいこと。人には国のために死ねとか言っておきながら、最後の最後まで自分の愛着すら国のために犠牲にする事を厭うた人たちのおかげでこの戦争は負けたのだと言えると思います。2015/09/07

Nozomi Fujimoto

0
神風特攻隊。まだうら若い少年たちが圧力に押されて爆弾を抱えて敵陣へ飛び込む。勝つすべを失った陸軍は非戦闘民を見捨て、残された島民は集団自決を繰り返し。後戻りできなくなり戦争を断行し続けた当時のトップ層たち。一瞬の裁断で原爆は落とされ数十万人がなくなられて。死者何名。この四文字が常に繰り返される書物。簡単に書けるけど読み進めれば進めるほど数字の重さを感じて。私たちはこの年代に生まれて、ああ、良かったねで流してしまったらいけないことだと。戦争というものの愚かな行為を知り続けようと思えました。2013/01/16

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