出版社内容情報
国家の存亡と国民の生命を賭して戦われたアジア太平洋戦争。崩れゆく〃大東亜共栄圏〃の幻想の中で、絶望的な抗戦を続ける日本と日本人の姿を、アジアと世界の視点でとらえます。
◆目次◆◆◆ 太平洋戦争と国民?はじめに? 緒戦の勝利 運命の一二月八日/国運をかけた決断/広がる占領地域/アメリカとイギリスの世界戦略 戦勝に酔う国民 わきあがる戦争支持熱/つくられた軍神 ファシズム体制の確立 翼賛選挙/翼賛政治体制の確立 戦局の転換 珊瑚礁とミッドウェーの海戦/決戦場・南太平洋/第二次世界大戦の転換期 経済と思想・教育の統制強化 戦争経済の行き詰まり/「死の哲学」と皇国民教育 戦時下の敵国人 敵国にいた日本人/日本にいた外国人 「大東亜共栄圏」の幻想 東南アジアの支配と抵抗/荒廃する中国占領地 満州・朝鮮・台湾の兵站基地化政策 「王道楽土」満州の実像/朝鮮・台湾の皇民化政策 「絶対国防圏」をめぐる死闘 憂色濃い戦局/ゆらぐ「絶対国防圏」/戦争指導体制の動揺 絶望的な抗戦 レイテ決戦/戦場における生と死/国民生活の破綻 大日本帝国の崩壊 沖縄の死闘/「大東亜共栄圏」の崩壊と日本の降伏
内容説明
戦争のもつ加害と被害の両面を見据え、太平洋戦争をアジアの諸国・諸民族の運命、さらに国内の「敵国人」や「敵国」在留の日本人の運命にまで踏み込んで描いた意欲的な問題作。
目次
緒戦の勝利
戦勝に酔う国民
ファシズム体制の確立
戦局の転換
経済と思想・教育の統制強化
戦時下の敵国人
「大東亜共栄圏」の幻想
満州・朝鮮・台湾の兵站基地化政策
「絶対国防圏」をめぐる死闘
絶望的な抗戦
大日本帝国の崩壊
感想・レビュー
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