出版社内容情報
日本が敗戦への道を辿る時、政党はなぜ軍部独走を阻止できなかったのか。戦前の政党政治の崩壊と戦後の再出発について政党と軍部、政党と政党人、そして民衆とのかかわりなどを構造的に解明します。
目次 政党政治家と国民?はじめに? 没落期の政党政治 幻の総選挙/既成政党への不信/「憲政の常道」の現実 政党内閣と特権勢力 元老と政党/衆議院と貴族院/枢密院改革問題/軍部と政党 政策対立の現実 二大政党の看板政策/経済政策と外交政策/張作霖爆殺事件と政党/治安対策と社会政策 選挙と党略 普通選挙法の影/「勝つは官軍」/選挙と金/無産政党と小会派の戦績 政友会と民政党 政友会の世界/民政党の内紛/政党と財閥/院外団・党員・機関紙 政党と地方政治構造 政党の地方政策/地方議会の動向と選挙/政党地方支部と地方政情/地方的利益と党勢拡張/無産政党の地方議会進出と軍部 危機における政党政治 危機の諸相/もう一つの三月事件/満州事変と政党/十月事件と協力内閣運動/五・一五事件と政党内閣崩壊 政党政治の凋落 拳国一政内閣/翼賛議会への道程/選挙粛正運動と総選挙/「政党の更生」と「財閥の転向」/地方政治構造の変容 政党解消 「粛軍演説」の反響/宇垣内閣流産と食い逃げ解散/日中戦争下の斎藤隆夫除名問題/新体制運動と政党解消 戦中から戦後へ 翼賛選挙/翼賛政治会から大日本政治会へ/鳩山一郎と同好会/戦後政党政治の開幕 小学館ラ
内容説明
日本の政党はなぜ戦争を防げなかったのか。テロによる政党政治の崩壊、大政翼賛会の結成など、戦前政党の全容と限界を明らかにする。
目次
政党政治家と国民
没落期の政党政治
政党内閣と特権勢力
政策対立の現実
選挙と党略
政友会と民政党
政党と地方政治構造
危機における政党政治
政党政治の凋落
政党解消
戦中から戦後へ
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富士さん