小学館ライブラリー<br> 昭和の歴史〈6〉

小学館ライブラリー
昭和の歴史〈6〉

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  • サイズ A6判/ページ数 429p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784094610260
  • NDC分類 210.7
  • Cコード C0321

出版社内容情報

日本が敗戦への道を辿る時、政党はなぜ軍部独走を阻止できなかったのか。戦前の政党政治の崩壊と戦後の再出発について政党と軍部、政党と政党人、そして民衆とのかかわりなどを構造的に解明します。

目次 政党政治家と国民?はじめに? 没落期の政党政治 幻の総選挙/既成政党への不信/「憲政の常道」の現実 政党内閣と特権勢力 元老と政党/衆議院と貴族院/枢密院改革問題/軍部と政党 政策対立の現実 二大政党の看板政策/経済政策と外交政策/張作霖爆殺事件と政党/治安対策と社会政策 選挙と党略 普通選挙法の影/「勝つは官軍」/選挙と金/無産政党と小会派の戦績 政友会と民政党 政友会の世界/民政党の内紛/政党と財閥/院外団・党員・機関紙 政党と地方政治構造 政党の地方政策/地方議会の動向と選挙/政党地方支部と地方政情/地方的利益と党勢拡張/無産政党の地方議会進出と軍部 危機における政党政治 危機の諸相/もう一つの三月事件/満州事変と政党/十月事件と協力内閣運動/五・一五事件と政党内閣崩壊 政党政治の凋落 拳国一政内閣/翼賛議会への道程/選挙粛正運動と総選挙/「政党の更生」と「財閥の転向」/地方政治構造の変容 政党解消 「粛軍演説」の反響/宇垣内閣流産と食い逃げ解散/日中戦争下の斎藤隆夫除名問題/新体制運動と政党解消 戦中から戦後へ 翼賛選挙/翼賛政治会から大日本政治会へ/鳩山一郎と同好会/戦後政党政治の開幕 小学館ラ

内容説明

日本の政党はなぜ戦争を防げなかったのか。テロによる政党政治の崩壊、大政翼賛会の結成など、戦前政党の全容と限界を明らかにする。

目次

政党政治家と国民
没落期の政党政治
政党内閣と特権勢力
政策対立の現実
選挙と党略
政友会と民政党
政党と地方政治構造
危機における政党政治
政党政治の凋落
政党解消
戦中から戦後へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

富士さん

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初めて読んだときはひたすらに退屈でしたが、今読んでみるとかなりおもしろい。すべてのポスト、利権、そしてカネをバラまいて票を贖い、権力を私に使って政敵を圧迫する、アメリカも顔負けの民主主義の原風景がこの時代には日本でも見られたというのは驚きでした。今では終身雇用のが当たり前の官僚が政権党の交代で簡単にクビになったり、戦後はついに実現できないデモ隊による国会への突入が成功していたりと、国家権力は今より脆弱だったのかもしれません。その意味では、現在の日本が国家社会主義の延長線上にあるという論も頷けるのです。2015/12/17

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