小学館ライブラリー<br> 大系 日本の歴史〈2〉古墳の時代

小学館ライブラリー
大系 日本の歴史〈2〉古墳の時代

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A6判/ページ数 441p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784094610024
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0321

出版社内容情報

奈良盆地に突如出現した巨大な前方後円墳とは。4世紀から大化の改新にいたるまでの謎の世紀を、新しい発掘成果と文献を駆使して新たな考察を加えます。

目次 古代史への招待?はじめに 巨大古墳の出現 最初の王墓/古墳の葺石と造営/古墳の種類と構造 ヤマトの王墓 巨大集落の発見/オオヤマト古墳集団/三角縁神獣鏡をめぐって ヤマトの範囲 大和・河内連合王権 佐保川流域の開発/ワニ氏を追って/馬見古墳群と室大墓 河内の二大古墳群 古市古墳群と土師氏/応神陵の被葬者/モズ古墳群と大山古墳 二大古墳群と対外交渉 ワカタケルとその時代 鉄剣銘文の発見/斯鬼宮と泊瀬朝倉宮/画期としての雄略朝 存在しなかった河内王朝 河内王朝論/大伴氏と忍阪遺跡/物部氏と石上神宮/倭の屯田と三輪山祭祀/曽我遺跡と雄略陵 王権の動揺 吉備氏の反乱/瀬戸内航路と出雲街道/古代の大王と女帝/オケ・ヲケ王の物語 継体新王朝の成立 平群氏と大伴氏/息長氏の勢力/画像鏡の銘文をよむ/継体の擁立基盤 国家意識の形成 磐井の乱/継体・欽明朝内乱/思想・文化の導入 飛鳥の春秋 女帝の登場/真神原の寺と宮/聖徳太子の登場/斑鳩の勢力 >大発見の陰に?おわりに? 小学館ライブラリー化にあたって 基本資料一覧 参考文献 年表 索引

内容説明

大和に突然つくられた大古墳・箸墓古墳の主は?奈良県桜井市の纏向遺跡は邪馬台国か?稲荷山古墳出土の鉄剣銘文を解読し、倭の五王や聖徳太子の実像にせまるなど、古代史学者が謎の4~7世紀に挑戦する。

目次

古代史への招待―はじめに
巨大古墳の出現
ヤマトの王墓
大和・河内連合王権
河内の二大古墳群
ワカタケルとその時代
存在しなかった河内王朝
王権の動揺
継体新王朝の成立
国家意識の形成
飛鳥の春秋
大発見の陰に―おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takeapple

8
1988年に出た小学館の大系日本の歴史の2巻。今となっては古い記述もあるけれど(その後の大発見があるから仕方ない)、考古学にも造詣が深い和田萃さんの書いたものなのでとっても面白い。奈良や大阪に行ってここに出てくる遺跡や博物館に行って本物を見てみたいなあ。出た当日読んだけどその時気づけなかった視点があって、成る程と思いました。古い歴史の本を読むのもいいなあ。2021/08/09

sine_wave

8
古墳時代から聖徳太子の時代までの歴史。古墳はお墓なので、だれの墓なのか、副葬品はどの時代のものなのかと興味は尽きない。ただ、内容が豊富なので理解・整理するのが大変であったが、それだけ面白い内容であると言えよう。2020/09/01

田中秀哉

1
名著。ネタは少し古いですが、古墳時代の基本を学べます。2021/01/19

ラスカル古林

1
考古学及び文献学を駆使して、ヤマト政権の謎に挑んだ力作。古墳群の比較・分析から、大和・河内連合王朝説を提起したところなどは興味深かった。しかし、内容が少々ミクロであり、古墳時代の全体像がイマイチ見えてこない。通史であることを考えると、その点で高い評価はつけられない。2012/08/06

久守洋

0
巻末「文庫化にあたって」に著者のエクスキューズがあるように、片手落ちである。古墳時代の記述は丁寧だが、継体天皇から飛鳥時代が手薄である。大和・河内連合王朝説のあたり、面白い論説ではあるが自説強化のきらいがあって学術論文に近いように思える。2014/01/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/230021
  • ご注意事項

最近チェックした商品