出版社内容情報
世界で初めて五大陸の最高峰に登頂した冒険家・植村直己。彼がマッキンリーで消息を絶つ1年前に、山で焚火に顔をほてらせながら語った自分流の生きかた。
目次 写真 最後の休日 植村直己の冒険を支えた小道具たち? 植村直己の冒険を支えた小道具たち? インタビュー 植村直己と山で一泊 僕は魚の頭専門 みたいです (極地での食事) やっぱり人がいちばん 怖いですね (冒険について) 冒険が職業としたら かなり水商売的なものです (植村直己の歴史) サバイバル技術は 生きる基本を知ること (冒険家の道具) 東京に帰ってくると 孤独を感じます (世間話と夢) 冒険家の夢を継ぐ記念館 エッセイ 遊びをせんとや生まれけむ 湯川 豊 年譜
内容説明
日本人初のエベレスト登頂や、北極点犬ゾリ単独行など、さまざまな冒険に挑み、成功した男―植村直己。最後の冒険に出かける前の一休み、冒険家はビーパルのスタッフとともに一泊二日のキャンプを楽しんだ。焚火に顔を火照せながら、とつとつと彼は彼でしかありえない生き方を語る。
目次
写真 最後の休日
インタビュー 植村直己と山で一泊
冒険家の夢を継ぐ記念館
エッセイ 遊びをせんとや生まれけむ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
21
とても人間的魅力のある人と仄聞だけど、イマイチ。合掌2020/12/31
ぷるぷる
7
子供が冒険家を調べるというので植村直己氏のことを紹介して私も一冊読む。雑誌ビーパルの企画のインタビューの文字起こし。 大探検家を前に「もうちょっとあるだろう」といった質問ばかりなのが可笑しい。口下手で有名な人ですので、ほぼ局地での衣食住の実体に留まるが良いこと書いてある箇所も時々ある。冒険とは仕事か遊びかというところに上手く答えられない氏のピュアさに寧ろ感動した。今冒険家という肩書は聞かない気がするが、でも誰しもやってみたいと思わせるロマンは残っていて、それを体現したから植村直己は凄いのだろうと一人納得。2017/05/13
まつ
4
植村直己遭難九カ月前の対話集。良き理解者である湯川豊の存在によって、等身大の話となっていた。植村直己を知って、私は冒険家のリアリストな部分を知った。彼の順応力や体力は、現地での訓練と観察の賜物なのだ。やはり、ロマンだけでは何事も成せない。いや、彼の語り口からはロマンという言葉は浮かばない。飽くまでも、やりたいと思ったことに対して精一杯やるという感じだ。また、一つの冒険をすることで、次にやりたいことが見えてくるというのは読書と似ていると思った。『植村直己写真館』という写真集があると知ったのでぜひ探したい。2018/03/23
ふーいえ
3
ビーパルでのキャンプをしながらのインタビュー。リラックスしながら対談できたんではないかと思った。2018/08/09
イエテイ
3
懐かしい冒険家の名前。国民栄誉賞も受賞してたなあ。冒険はしないけど、テントとかストーブの話とかは参考になりました。エスキモーの発酵食品キビヤックはたぶん無理。2016/10/02