出版社内容情報
女性たちにとって戦争とは何であったのか。娘として妻として母として、内地にそして外地で過ごした、女流作家21人のそれぞれの戦争体験記。戦争のもつ非人間性と平和の尊さを訴えます。
目次 ●勤労動員 重兼 芳子 十七歳の特攻隊 郷 静子 戦時下の女学生 ●教師として 大村 はま 千人針と学校工場 石牟礼道子 赤い苦瓜 ●戦時下の結婚 佐藤 愛子 坩堝の中の女たち 萩原 葉子 苦しかった毎日 ●飢餓と耐乏 葦原 邦子 ヒロシマを歌いたい 戸塚 文子 飢えの記憶 松谷みよ子 軍国少女の敗戦 ●学童疎開 中川李枝子 家族一緒に暮らしたい ●疎 開 早船 ちよ 本を焚く ●官憲とのたたかい 山代 巴 仲間づくりと戦争 ●空 襲 高木 敏子 父、母、妹を失って ●ヒロシマとナガサキ 竹西 寛子 時の縄 林 京子 九日から十五日へ ●その日八月十五日 住井 すゑ 愛する故に戦わず ●引揚げ 藤原 てい 新京脱出 吉田 知子 父を残して引揚げる ●戦後の窮乏 田中 澄江 ゆきてかへらぬ 上坂 冬子 敗戦で得たもの ●次の世代へ 大庭みな子 私をこう言わせるもの 著者紹介
内容説明
女たちにとって戦争とは何であったのか。娘として妻として母として、内地にそして外地に過ごした太平洋戦争の日々を振り返り、戦争のもつ非人間性と平和の尊さを訴える、次世代へ向けた胸迫るメッセージ。
目次
十七歳の特攻隊
戦時下の女学生
千人針と学校工場
赤い苦瓜
坩堝の中の女たち
苦しかった毎日
ヒロシマを歌いたい
飢えの記憶
軍国少女の敗戦
家族一緒に暮らしたい〔ほか〕