ガガガ文庫<br> 獄門撫子此処ニ在リ〈4〉狐の窓から君を見る

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ガガガ文庫
獄門撫子此処ニ在リ〈4〉狐の窓から君を見る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 392p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094532470
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

異形の祭が、千年の都を狂乱に染める――。

まどろみから目覚めると、そこは「はざま」だった。
現世とも幽世ともつかぬこの場所には、さまざまなものが眠っている。
久遠の恩讐に沈む館、庚申の夜を蝕む呪縛、潰えた野望の残滓。
そして、忘れてはいけなかった記憶さえ――。

怪しい街に迷い込んだ撫子とアマナは、奇妙な縁に巡り合う。
同窓の女学生達、「はざま」を探る案内屋ドラセナ。
そして、荒れ狂う吹雪のような獄卒カシャリ。

ひょんなことから始まった同年代の友達とのふれあいは、少しずつ撫子の世界を広げていく。
一方、戦いの影響から九尾の記憶に苛まれるアマナは、撫子から遠ざかろうとしていた。
互いを想う心がすれ違うなか、撫子とアマナの不安定な絆を試す怪異が起こる。

「あなたと見る景色、わたしは好き」
「君と同じ景色を見ていたらと、心から思うよ」

絡み合う因縁は、やがて二人のみならず京都までもを異形の祭りへと堕とす。
狂乱に染めあげられた京都を、「化物とヒトとのあわいに揺らぐ少女たちは駆け抜ける――。
うつくしくもおそろしい少女鬼譚、繰り返す縁の第四巻。





【目次】

内容説明

まどろみから目覚め…迷い込んだ異界の街で撫子たちが出会ったのは、「はざま」を探る案内屋ドラセナと、吹雪の如く荒れ狂う獄卒カシャリ。奇妙な二人との縁をきっかけに、撫子とアマナの心はすれ違い始める。新たな友人との交友で自らの世界を広げていく撫子と、少しずつ遠ざかろうとするアマナ。そんな二人の絆を試すように、獄卒と九尾の忘却された因縁が、京都を異形の祭に染め―「あなたと見る景色、わたしは好き」「君と同じ景色を見ていたらと、心から思うよ」うつくしくもおそろしい少女鬼譚、繰り返す縁の第四巻。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

29
現世とも幽世ともつかぬ「はざま」でまどろみから目覚めた撫子。怪しい街に迷い込んだ撫子とアマナが奇妙な縁に巡り合う第4弾。久遠の恩讐に沈む館、庚申の夜を蝕む呪縛、潰えた野望の残滓が眠る場所で出会う、撫子と繋がり荒れ狂う吹雪のような獄卒カシャリ。そして同窓の女学生たちや「はざま」を探る案内屋ドラセナ。それらとの出会いが撫子が世界を広げていく一方で、戦いの影響から九尾の記憶に苛まれ撫子から遠ざかろうとするアマナという構図でしたけど、京都の祭りそのものを力に変えて、因縁に決着をつけた結末はなかなか良かったですね。2025/06/17

イシカミハサミ

12
巻ごとに新しいキャラクターが登場し、 そこを軸に物語が進んでいく構成はこれまでどおり。 安定感は出てきたけれど、 既存のキャラクターの掘り下げが進まず ずっと戦闘続きの展開にそろそろ倦んできた感。 もう4巻ということで、 なにかしらの展開上の区切りとか、 今後への大きめの目標点とか、 なにか指標になるような軸が欲しい。2025/08/13

ARI

5
撫子とアマナがてぇてぇの巻でしたね。 なんか今回、序盤から二人のやり取りがてぇてぇで満ちてただけでなく、今回の一連の事態の中で出会う獄卒と狐を通じて、二人の関係性にフォーカスしていく巻だったから、もう最高としか言えませんと。事態はこれまでにも匹敵するくらい混沌としてて規模も爆発的に広がってるものだったけど、だからこそその中でお互いの想いを剥き出しにする撫子とアマナが愛おしい。アマナのために嘘を口にする撫子、撫子のために本心が出てくるアマナ、ですよ。2025/07/03

細川 カヲル

2
 今回もそう明るさMAXとは言い切れない雰囲気のな図なのに諸々の要因が重なり合って私の中では奇跡的に癒し回になりました。ありがとうございます。でも今回ボケツッコミとか1部シーンやパワーワードとかでクスッとくるポイントが多かった気がする。  撫子ちゃんは可愛いし、べにさんは愉快だけど戦闘シーンカッコよかったし白羽さんはとんでもなかった。白羽さんは今の立ちポジにいて良いのかと首を傾げつつも他の所属だったらそれはそれでヤバくなりそうだよなぁ。あとアマナ先生の著作読みた過ぎる。え、あの人そんな話書くんですか⁈2025/06/25

ゆらゆら

1
人外の一途さに弱いので泣いた。2025/07/06

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