ガガガ文庫 異世界リーマン、勇者パーティーに入る

岡崎 マサムネ【著】

小学館（2024/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 312p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094532210
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

営業のハヤシが、異世界を救う！？

勇者――伝説の剣を抜き、魔王を倒すべく立ち上がった神の使途。そんな彼を支えるため、王に選ばれし仲間もまた、実力者揃いだ。戦士、魔法使い、僧侶、そして“営業のハヤシ”。「え、何、エイギョウのハヤシって誰！？」「わたくしこういうものでして。いつもお世話になっております～」「お世話してない！ 初対面！！」前髪を七三でぴっちり分け、黒い衣服に身を包んだうさんくさい笑顔の彼に、驚きを隠せない勇者・アレク。これは、勇者一行が魔王を討伐するまでの日々を描いた、笑いあり、涙あり、営業のハヤシありの英雄譚。

内容説明

勇者―伝説の剣を抜き、魔王を倒すべく立ち上がった神の使途。そんな彼を支えるため、王に選ばれし仲間もまた、実力者揃いだ。戦士、魔法使い、僧侶、そして“営業のハヤシ”。「え、何、エイギョウのハヤシって誰！？」「わたくしこういうものでして。いつもお世話になっております～」「お世話してない！初対面！！」前髪を七三でぴっちり分け、黒い衣服に身を包んだうさんくさい笑顔の彼に、驚きを隠せない勇者・アレク。これは、勇者一行が魔王を討伐するまでの日々を描いた、笑いあり、涙あり、営業のハヤシありの英雄譚。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Koning]

丁度平成初期の24時間戦えますか?ビジネスマーンビジネスマーン、ジャパニーズビジネスマーン♪なアレを今どきブラック社畜に添加して、ファンタジー世界の勇者パーティーにぶち込んでみました。というコメディ。ネットの都市伝説的あれこれが散りばめられた感じなので、大手より下請け営業マンなんかは笑えない事もあるんじゃなかろうか?と勝手に思うアレコレ。

2024/12/28

[よっち]

魔王を倒すべく立ち上がった勇者を支えるため、王に選ばれた戦士、魔法使い、僧侶、そして営業のハヤシ。異世界からやってきた彼が勇者パーティを救う英雄譚。黒服のうさんくさい笑顔の一方で、ステータスはごく一般人のハヤシ。最初はパーティーに必要なのか懐疑的だった仲間たちも、ブラック企業で鍛えられた観察眼や、エルフや冒険者に否定的な村人、挙句の果てにはドラゴンまで懐柔してしまう巧みな交渉術ですぐになくてはならない存在になっていって、目立たないハヤシの縁の下の力持ち的な頑張りを素直に認められる勇者たちも良かったですね。

2024/12/17

[わたー]

★★★★☆面白かった。魔王を討伐する勇者PTとして選ばれたのは、勇者、戦士、魔法使い、僧侶、そして営業のハヤシ。営業のハヤシ？オーソドックスなパーティーに、現代日本から異世界転移してきた営業職のサラリーマンが加わるという風変わりな冒険譚。確かに、勇者のパーティーに商人が加わる作品があるのは知っているが、ブラック企業の社畜リーマンが加わるのは聞いたことがない。出オチ感すら漂う導入で若干の不安はあったものの、「営業のハヤシ」という飛び道具に頼り切りではない、ちゃんと地に足のついた物語になっていたのは良かった。

2025/01/07

[こも 旧柏バカ一代]

あらすじを読んで追放されるかなと思ったら、勇者パーティは仲間を心配する良い奴等だった。そして発覚するリーマンの不眠、味覚障害。病んでるじゃん！それを心配して元の世界に帰るなと言う仲間達が温かい。

2025/05/03

[サケ太]

読んでて涙が出た。ブラック企業に勤めた、営業が異世界で地味な活躍。確かに助かる存在として陰で勇者パーティーを支え続ける。そして、彼の価値を理解し、素直に賞賛するパーティーらの姿に感激する。

2024/12/30