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出版社内容情報
心地よい関係。その、一歩先へ。
無事、編集プロダクションに転職することができた糸。親に囚われていた今までとは違い、彼女が彼女らしく生活できていることに、冬は安堵する。
だがそれと同時に、糸が自分から離れてしまうのではないか、という一抹の不安も。恋人ではないが、恋人以上の二人は、歪で、微妙なバランスで成立している。
数週間ぶりに糸に飲みに誘われ、冬が店に向かうと、始まったのは“誰にも気づかれずにキスをするゲーム“。1回につき、キスをされた方が罰金500円。
どうやらこの関係は、しばらく続きそうであるーー。
社会人からの共感の声多数! 癒やしと、ちょっとエッチな物語第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海月
74
特に進展はないのだけれども日常がホント楽しいです。社会人ラノベどんどんこんな感じのが増えて欲しいと思う。ただ1巻と違ってフェアリーテイルの描写はない。大人なラノベに仕上がった感はあるけどそれはそれで気になることもないのでOK(笑) 日常系ラノベなのでまだまだいくらでも刊行できるはず!楽しみにしてます!2023/05/02
海月
64
最終巻が出る前に再読。3巻は過去の話だったので2巻だけ読めば4巻いけるかと思いの再読。内容結構忘れてたので新鮮な感じで読めました! ホント日常を小説にした作品で読みやすいし面白い。もっと続いてもいい作品なので4巻が最後なんてちょっと寂しいです。明後日から読み始めるために他読まずに待たねば!2024/05/18
海月
54
めっちゃコンスタントに読んでる本…。何気にこんなにハマったのは初めてかもしれぬ。そんなわけで前半戦終了。やっぴり何度読んでも面白い。日常的なラノベなのでサクサク読めるしユーモアが自分的にはツボで心地いい。こんなラノベをもっと読みたいなと思いつつも正直おっさんがこのままラノベを読み続けてもいいのかとたまに考える。でも楽しいことだからきっといいってことにしておこう。2025/01/30
佐治駿河
43
フアリーテイルはするがセフレとは違う関係。でも恋人関係でも無い。とは言えバリバリ二人とも意識していることは伝わってきます。今巻で主人公の冬も25歳になり年齢的には結婚も意識しながらこの関係を続けています。ヒロインの糸は不意にキスをしたり、一見遊んでいるように見えますが、冬と一緒の時間を大切に思っているようにも見えます。終着点は、物語的には結婚となるでしょうけど、そこまでの二人の状況を楽しむ感じですね。2024/11/02
よっち
38
無事、編プロに転職することができた糸。それに安堵する一方で、歪で微妙なバランスで成立していた、恋人ではない二人の関係の今後を模索する第二弾。忙しく充実した日々を送る糸に再会した冬が密かに抱く危惧。そんな思いとは裏腹に、かけがえのない日々を積み重ねてゆく中で大きくなってゆく一方の想い。好みは違っても、相手の想いを尊重して、些細な変化や不安を察してしっかりと寄り添える関係は尊いですね…一緒に選んだり遊んだり、怠惰に過ごす時も共にある二人の距離感が秀逸で、彼らを観察する花屋敷さんがまたいい感じに効いていました。2023/04/17