小学館ルルル文庫<br> 鬼へ鳴く月へ笑う

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小学館ルルル文庫
鬼へ鳴く月へ笑う

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094523263
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

小学館ライトノベル大賞読者賞受賞作!

第10回小学館ライトノベル大賞読者賞受賞作が登場!
鬼を討つ役目「警鬼官」の痩月は、鬼を集めるという伝説の琴「鬼鳴琴」を持つ少女・紗雨を、むりやり鬼討ちに参加させる。
共に時間を過ごすうち、痩月は紗雨を好きになっていくが、自分の出自への劣等感からその恋心を封印しようとする。
一方、しかたなく痩月に同行した紗雨もまた、痩月の不器用な優しさ、孤独な瞳に惹かれていく。だが紗雨には、人には言えない大きな秘密があり…!? お互い孤独を背負って生きてきた青年と少女の切ない恋を、大型新人が甘く瑞々しく描く、異世界ファンタジー!



青暮 波緒[アオクレ ナミオ]

アオイ 冬子[アオイ フユコ]

内容説明

鬼を討つ役目「警鬼官」の痩月は、伝説の琴「鬼鳴琴」を持つ少女・紗雨を、むりやり鬼討ちに参加させる。共に過ごすうち、痩月は紗雨を好きになっていくが、出自への劣等感からその想いを封印しようとする。一方、紗雨も痩月に惹かれていくが、彼女には秘密があり…!?お互い孤独に生きてきた青年と少女の切ない恋を瑞々しく描く、異世界ファンタジー!第10回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門読者賞受賞作!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

灰猫

5
世界観も和風で割といい感じ。蒼月と、紗雨の互いの視点から恋心を書くところと、お互いの生い立ちや立ち位置、考え方も上手くかけているとおもった。弟のことを絡めつつ、鬼退治で弟との対決に持っていくやり方もいい。蒼月が紗雨に着物を買い、それを最後に彼女が身に着けるとという話の流れもよかった。雪路と灯乃と関係も、彼が彼女に距離をとらんとする理由も明確で最後結ばれる顛末もよかったと思う。痩月が蒼月に替わるのもよかったかな。お互いが好意をもつ過程を掘り下げて書いた方がよかったかな。一目ぼれっぽいのもいいと思うけど。2016/10/10

RINGOoisiiiiiii

4
夜になると鬼が徘徊する世界。鬼を集めると噂の琴を持つヒロインは、鬼を討つ警鬼官であるヒーローに鬼討ちに参加するよう言われて…。自分の存在に意味を持てないヒーローと弟を探し続けるヒロインの孤独同士の恋物語。なんだろうヒーローの口の悪さが自分の中で噛み合わなくて最初は読むのに苦労した。最後に名前の意味が変わる仕掛けが好きだなぁ。2020/07/15

ミシマ

3
ほぼ一目ぼれなわりにあまり段階を踏んだ葛藤が見られなくて、いつ好きになったんや状態。あとは、物語世界比で結構な大事件を扱っているように思うのに、キャラクターが身内で固まりすぎで妙にこじんまりしたスケールだったのがちょっと引っ掛かった。2016/09/04

U

2
全体はわりと良い雰囲気だったんだけど……なんか雪路に無性にモヤモヤしたというか……この二人がメインだったらいいかもなんだけど……。いや先に無理やり利用した上に自分の好きな子に気にさせたくないからおまえが酷い扱い受けてるのは黙ってろっていう国からでも何でもない私情オンリーな命令したお前に責められたくはないな…みたいな気持ちになった。弟関連は弟くんがいい子でグッときました。2017/08/08

りゅりゅ

1
デビュー作とは思えないほどストーリーが整頓されている。が、肝心の「これが書きたい!」という魂が感じられない。…ひょっとして推敲しすぎた? だとすると、直接大筋に関係しない雪路と灯乃は整頓を免れたのかも。こちらのカップルはもどかしさや初々しさが伝わってきて良かった。2017/12/03

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