小学館ルルル文庫 魔王の贄（にえ）花嫁

宮野 美嘉【著】

小学館（2016/05発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 251p／高さ 15cm
• 商品コード 9784094523195
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

夜は冷酷な魔王、昼は極甘な夫！？

魔物の国シャンドーラの王ウルギスに嫁ぐことになった剣士の娘ロロナ。祖国から魔王ウルギスを殺害せよ、と密命を受けての嫁入りだったが、正義感の強いロロナは、彼が本当に噂通りの悪い男なのかを自分で確かめてみようと考える。
だが、初対面の席でいきなり「必要なのは世継ぎを産むお前の体だけだ」と、冷淡かつ無表情に宣言されて、ロロナは憤慨！ 妻になるロロナの感情をまるっきり無視する不遜な彼に、思わず剣での勝負を挑もうとするロロナだったが、ウルギスにあっさりと受け流されてしまう。
『夜の主』と呼ばれるウルギスが活動するのは、いつも決まって夜中だけ。太陽が出ている間は、決してウルギスは人前に姿を現わさないのだという。ロロナはウルギスが本当に祖国に害をなす存在か調べようと、昼の間、ウルギスがこもりきりの部屋をたずねてみることに。だがそこにいたウルギスは、ふだんとまったく様子が違っていて…!?

内容説明

“夜の主”と呼ばれる魔王ウルギスの花嫁に選ばれたロロナ。ウルギス暗殺の密命を受けての嫁入りだが、ロロナは彼が本当に悪い男か、自分の目で確かめるつもりでいた。ところが初対面のウルギスから「必要なのは世継ぎを産む体だけだ」と冷淡に告げられロロナは猛反発！すれ違いの新婚生活が続くが、ある日偶然、夜しか姿を見せないウルギスの昼の姿を知ることに。恐ろしい普段の態度とは正反対の甘さを見せる夫にロロナは大混乱して…！？

著者等紹介

宮野美嘉［ミヤノミカ］
第５回小学館ライトノベル大賞ルルル文庫部門ルルル賞＆読者賞をＷ受賞しデビュー。３月１５日生まれ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[しゅてふぁん]

魔物の国シャンドーラの王に嫁ぐことになった、人間のロロナ。虎大臣に兎侍女…魔物というより、動物の国の雰囲気だった。昼と夜で人格が変わる魔王のウルギス、個人的には夜のウルギスが好みだな。いいなぁ、もふもふ。わたしも尻尾に触れてみたい。そして尻尾を枕にして(いいのか？)お昼寝したい(*´ω｀*)

2017/04/09

[ぐっち]

ヒロインが剣を携え嫁いだ先の魔王は、夜は激クール夜ギス君、昼はお砂糖昼ギス君と一人で二度おいしいこじらせキャラ。しかももふ耳ともふ尻尾つき！いやいやこれは楽しいですね。そしておっさんラブがほとばしる魔導師も宮野クオリティ。楽しませていただきました～。

2016/04/30

[shizuca]

もふもふ。と聞いてダイヤちゃんと思い出す私。がロロナは強い女の子設定。割れた腹筋……色気がある話なのに色気ないなぁ。安定の作者さんなのでシリアス展開かと見えて明るくて、ヒーローがヒロインに叱咤(愛のある)され立ち上がる前にヒロインが問題解決しちゃったかも(笑)な落ち着きかたに満足です。ウル両親の話のが何倍もシリアス展開になりそう。昼ギス夜ギスですが、一人の人間だから感情の吐露仕方が違うだけっていうのがツボでした。なんて美味しいんだ。

2016/06/10

[六花]

剣術の達人で、自分より弱い男には嫁がない！というヒロインと、呪いにより夜はツンデレ、昼はヤンデレ？と、一粒で二度おいしいヒーロー。ヒーローは、どっちも独特の色気があって、ちょっとドキドキした（≧∇≦） イラストは綺麗だけど、どうみてもヒロインが剣豪に見えない…。その細腕で剣持てるの？って思っちゃう。

2016/08/07

[ハナ]

前半ヒーローに魅力を感じられなかったけど、後半その行動の意味が明かされて一気に面白くなった。昼の彼が優しくローと呼ぶのが好き。夜の彼は感情を表に出さない分、たまに見せる独占欲に萌えた。昼と夜二人の彼と生活したら楽しいだろうなあ、その後の二人が見てみたい。両親のその後もものすごく気になる。ちょっと残念なのは、ロロナの剣士としての活躍が見れなかったことと、家臣達との交流が少なかったこと。もっといろんなモフモフを愛でたかった。

2016/08/15